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人はなぜ絵画を描くのか『ある青年のドローイングの軌跡』

第1回アートアセファル企画

  • 会 期:
    2006年06月14日(水) - 2006年06月28日(水)
    休館日:
    月曜日(月曜が祝日の場合翌日火曜日)
    時 間:
    11:00 - 19:00
    入場料:
    無料
    主 催:
    トーキョーワンダーサイト
    協 力:
    西山 仁
    企画・制作:トーキョーワンダーサイト、アートアセファル
    (入館は閉館の30分前まで)
    会 場:
    トーキョーワンダーサイト渋谷

    イベントチラシをダウンロード (280.8 KB)

「ひとはなぜ絵画を描くのだろう?」 - トーキョーワンダーサイトはこの問いかけを続けてゆきたいという思いから、この度本展を開催することとなりました。今回はアートアセファル代表であり、精神科医でもある岡田 聡氏のコレクションの中から、彼が治療にかかわったあるひとりの青年が描き続けたドローイングを、彼の内面世界を投影したような閉じられた空間のなかでご覧頂きます。

 

第1回アートアセファル企画
人はなぜ絵画を描くのかVol.1 『ある青年のドローイングの軌跡』


「ひとはなぜ絵画を描くのだろう?」

この恥ずかしくも誰もが一度は夢想したことのある消去不可能なロマンチックな問い!
いかにこの問いの全体性への言及が不可能であっても、
脱魔術化して行く社会の中で、
この問いについて思いを馳せてみる意味は大きい。

そう今この時代だからこそ、
私達は<世界>の根源的未規定性へと開かれているんだという<自由>を、
再認識しなければならないはずだ。
この問いを発すること自体が、
その確認作業の一つであると信じたい。

この問いに対する解答は、
言葉で示されるものではない。
たくさんあるであろうその解答は、
超越的思考の中で得られるものではなく、
体験共感的にあるいは非言語的に理解される類いのものである。
実際に感じる必要があるのだ。

この夥しいドローイングはある一人の青年が、
文字どおり寝食を忘れて描き続けたものである。
彼の心の中にある時一瞬にして炸裂した光景。
その残像に昼夜苛まれ、
そして狂気と化した彼を救ったものは 「描く」 ことであった。
数年に渡って描き続けることで、
彼はようやく壮絶な嵐の航海から帰還することができたのである。

このドローイングの軌跡の中に、
この根源的な問いの答えの一つが鬼気として眠っている。

この企画は、
「彼と僕」 = 「僕ら」の友情が、
基層に流れていることにより初めて可能になったことをここに記す。

アートアセファル代表  岡田 聡



 

 
岡田 聡:
精神科医、現代美術コレクター。
心療内科クリニックで日々診療をおこなうなか、現代社会(合理主義社会 ≒ 脱魔術化社会)、すなわちすべてを表層的な理解によってあからさまにし、均質化、相対化してしまおうと、欲望する世界に生きる人々の希望の喪失や想像力の衰弱ぶりを目の当たりにし、脱魔術化して行く世界に対するささやかな抵抗として数年前より「魔術的芸術展」と称して毎年企画展を開催。現在は、六本木art bar TRAUMARIS、アートプロデュース集団アートアセファル、清澄白河MAGIC ROOM?、六本木magical art room (http://www.magical-artroom.com)、アートコミュニケーションサイトLOAPS (http://www.loaps.com)などを通じて、展覧会のキュレーションや各種イベントの企画などを行っている。現在季刊誌ラムフロマー・ツェッテルズ・トラウムにて「魔術的アートライフのすすめ」を連載中。


アートプロデュース集団アートアセファル:
今私達が生きている社会は決して良い状況とは言えない。テロルの脅威、人々の希望の喪失や想像力の衰弱化およびそれらに端を発するさまざまな奇怪な事件の連鎖などなど、挙げればきりがない。このような状況のなかで、アートはどうあるべきなのか(アートそれ自体の問題)、アートが果たすべき役割は何なのか(アートと社会との関係の問題)を真面目に考えなければならない時期が来ているように思われる。これらの問いの答えはそう簡単に見出せるものではない。しかしたとえその答えが見つからなくても、ただ指を喰わえて見ているだけではいけないだろう。大切なことは、考え、そして実践して行く「行為」そのものにあると思われる。
アートアセファルは、現在のアートの状況を『アートが商業的消費によって瀕死の状態にさせられた時代』ととらえ、若いギャラリストやアーティストらが不特定に複数参加し、実践的に展覧会を企画、運営するなかでその大きな問題を考えて行く集団である。命名の由来はフランスの思想家バタイユが組織した秘密結社「アセファル」から借用したもので、無頭人という意味。頭からの抑圧を解かれて自由に躍動している生命を表している。



[関連イベント]:「人はなぜ絵画を描くのか」 トークセッション

パネリスト:
岡田 聡(アートアセファル代表)
加藤 泉(アーティスト)
岩永 忠すけ(アーティスト)
今村有策(トーキョーワンダーサイト館長/東京都参与)


日時 : 2006年6月24日(土) 14:00~16:00
会場 : トーキョーワンダーサイト渋谷 併設アートカフェkurage 和カフェyusoshi にて
入場無料


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展覧会場風景





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