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コンサート

インターナショナル・アンサンブル・モデルン&トーキョーワンダーサイト アカデミー Vol.6

  • 会 期:
    2013年03月24日(日) - 2013年03月30日(土)
    入場料:
    1,000円/1日 ※クロージング・コンサート、レクチャー・プログラムは無料
    主 催:
    財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
    後 援:
    オランダ王国大使館、東京ドイツ文化センター、フィンランドセンター、日本・フィンランド新音楽協会
    協 力:
    アンサンブル・モデルン
    会 場:
    トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス、東京ウィメンズプラザホール

現代の音楽創造の最前線に立ち続けるアンサンブル・モデルン(EM)とトーキョーワンダーサイトの協働プロジェクト。このアカデミーは、EMが結成以来培ってきた経験を次世代の音楽家に伝える教育の場であるだけでなく、名だたるアーティストと数々のコラボレーションを行ってきたEMとともに、TWSが現代の音空間の創出に取り組む実験的な場でもあります。また、今回よりアジアを代表するクリエーターを講師に迎え、ヴィジュアルアート、パフォーミングアートのコースを新設します。本アカデミーはマルチメディアなアカデミーとして、ジャンルを超えたアーティストたちが全員でテーマを掘り下げ、創造のプロセスを重ねることで、新しい表現を生み出すことを目指します。
各プログラム、およびクロージング・コンサートは、一部を除き一般公開されます。

 

【スケジュール】
最新のアカデミー・スケジュールはこちらよりファイルをダウンロードして、ご確認ください。(3月29日更新)  

 

  Academy_Timetable_0329.pdf 

 

red.gif赤い枠線で囲まれたプログラムが一般公開、 blue.gif青い枠線で囲まれたプログラムは非公開となります。お申込みの際にはお間違えのないよう、お気を付けください。

※当アカデミーは、受講者の楽器編成や音楽的特性、レッスンの進捗状況に応じて、講師が日々内容を組み替えていく有機的なカリキュラムの運用を特徴としております。聴講の際は事前に最新のスケジュールをこちらのウェブページでご確認くださいますようお願い致します。


 


【聴講申込方法】
聴講をご希望の方は、スケジュールをご確認の上、氏名電話番号希望されるプログラムの日時人数をご記載のうえ、件名を「アカデミー聴講申込み」としてEmailまたはFaxでお申込みください。

(クロージング・コンサートのお申込みはコチラ/レクチャー・プログラムのお申込みはコチラからお願いします。)

E-mail: performingart12@tokyo-ws.org / Fax: 03-5766-3742

※聴講料は当日受付でお支払いください。
※スケジュール詳細は決まり次第、本ウェブサイトで発表いたします。


 

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  • 講師紹介はこちら

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    テーマ ≪ジョンケージ×鈴木大拙×一柳慧≫

    今回のアカデミーは「ジョン・ケージ×鈴木大拙×一柳慧」をテーマに開催します。2012年に生誕100年を迎えた作曲家ジョン・ケージ。禅思想を世界に広めた仏教哲学者、鈴木大拙との出会いが大きな転換点となり、彼を50年代の実験へと導きました。「4分33秒」に代表される「あるがままの音を聴く」という姿勢は音楽の地平を解放し、大拙の説く「不二」の世界へと通じるものでした。また、NYでケージと活動を共にした一柳慧は、帰国後の60年代、前衛的な活動を通じて実験的創造の場を開くと同時に、日本古来の文化や伝統的な時空間から新しい表現を生み出しました。トーキョーワンダーサイトのアカデミーでは、アンサンブル・モデルンと若いアーティストたちが、今ここでそれを学び合い、新しい創造へと繋げていきます。

    「東洋的なもの―ケージの音楽」 一柳慧
    日本におけるジョン・ケージの理解の仕方、演奏の仕方というのは、ヨーロッパ的で技術的なものに傾いているような印象を受ける。東洋的なもの、「禅」や「仏教」といった要素が全く入っていないケージ観が出回り、「チャンス・オペレーション」、「不確定性」、「易の音楽」といっても、多くの場合、非常に技術的な扱い方に終始している。しかし、それではケージの本質に迫るには足りないだろう。実際のケージは、最先端のものに興味を持った一方、その佇まいや振る舞い、その存在自体が非常に穏やかで、袈裟でも着ていたらそのままお坊さんになってしまうような人だった。ケージが大拙から受けとめた東洋的なもの――それは、いびつに欧米化した日本においては抜け落ちてしまったものだが――そして、ケージの切り開いた地平は、今この転換期に立つ私たちに何を問いかけるだろうか。

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    【プログラム】

    ●開講コース

    [演奏コース] アカデミーのテーマに沿った課題曲を、アンサンブル・モデルンのメンバーが直接指導します。

    [作曲コース] 講師や他の受講者に対して自作品についてのプレゼンテーションを行い、ディスカッションを進めながらアドバイスを受けます。

    [ヴィジュアルアート・コース/パフォーミングアート・コース] メンタリング(講師との個別面談)を通してポートフォリオや作品プランについてのアドバイスを受けます。


    ●共通プログラム
    [レクチャー・プログラム] 「鈴木大拙」/禅について特別講師を迎えてのレクチャーを実施するほか、アンサンブル・モデルンによるジョン・ケージの記譜法についてのレクチャー、アカデミー講師陣による多彩なトーク、ラウンド・トーク等を開催。 【無料】
    ●3月24日(日)~3月28日(木) TWS青山:クリエーター・イン・レジデンス、東京ウィメンズプラザホール
    詳しくはこちらから

    [ワークショップ] 講師や受講生が一緒に参加するワークショップです。他の参加者と積極的にコミュニケーションを取りながら、幅広い表現に柔軟な姿勢で取組みます。


    ●特別プログラム
    [ミュージック・シアター]
    会期中にワークショップを重ねて、クロージング・コンサートでトライアウト(試演)を行います。

    [交響曲第8番「リヴェレーション2011」(室内オーケストラ版)]
    特別に編成された室内楽メンバーが中川賢一の指揮で、アンサンブル・モデルン、一柳慧とともに会期中に公開リハーサルを行い、クロージング・コンサートで演奏します。


    ●クロージング・コンサート
    アンサンブル・モデルンのメンバーや若手音楽家が、ジョン・ケージ、一柳慧、さらにその流れを汲む現在までの作品を演奏する他、一柳慧作曲 交響曲第8番「リヴェレーション2011」の演奏やミュージック・シアターのトライアウトなども予定しています。
    ●3月30日(土)14:00~ 会場:東京ウィメンズプラザホール 【無料/要予約】
    詳しくはこちら


    【講師】
    ・アンサンブル・モデルン:ディトマー・ウィズナー(フルート奏者)、ウエリ・ヴィゲット(ピアニスト)、オガワ・ルミ(打楽器奏者)、ミヒャエル・カスパー(チェリスト)
    ・一柳 慧(作曲家、ピアニスト、トーキョーワンダーサイト・ミュージックプログラム・スーパーバイザー)
    ・ジュンホ・チョン(ヴィジュアルアート / 韓国)
    ・キョンウォン・ムン(ヴィジュアルアート、メディアアート / 韓国)
    ・ダニー・ユン(演出家、香港現代文化研究所代表、アート集団ズニ・イコサヘドロン創設者 / 香港)
    ・上田閑照(哲学者、日本学士院会員、京都大学名誉教授)
    ・岡村美穂子(鈴木大拙館名誉館長、日本民藝館評議員)
    ・玄侑宗久(臨済宗妙心寺派福聚寺住職、芥川賞作家)


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    【講師紹介】

    アンサンブル・モデルンからは教育プログラムの経験も豊富な4名が参加、TWSミュージックプログラム・スーパーバイザーも務める一柳慧、無形文化遺産・昆劇への造詣が深く、香港の文化行政の中心的人物でもある演出家・ダニー・ユン、ドクメンタ13や光州ビエンナーレへの参加、Korea Artist Prizeの受賞が記憶に新しいジュンホ・チョン、ギョンウォン・ムンといった、マルチメディアなアカデミーにふさわしい講師陣を迎えます。
    また、特別講師として哲学者・京都大学名誉教授の上田閑照、晩年の大拙を秘書として支えた岡村美穂子、福島から震災後の社会に対して発信を続けている禅僧・作家の玄侑宗久をお招きしてのレクチャー・プログラムを開講します。

    <演奏/ 作曲コース講師>

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    インターナショナル・アンサンブル・モデルン
    世界最高峰の現代音楽グループ、アンサンブル・モデルンによって2003年フランクフルトに設立。若手アーティストが経験豊富なアーティスト、専門家と対話や議論をし、ともに実験を行うことを目的としている。参加者は多様なマスター・クラスや教育プログラムを通じて、アンサンブル・モデルンのメンバーから作品解釈や批評、演奏技術などを学んでいる。

    ・ディトマー・ウィズナー(フルート奏者)
    ・ウエリ・ヴィゲット(ピアニスト)
    ・オガワ・ルミ(打楽器奏者)
    ・ミヒャエル・カスパー(チェリスト)

    dietmar2.jpg ueli2.jpg ogawa2.jpg kasper2.jpg       

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    一柳 慧(作曲家、ピアニスト)
    ichiyanagi2.jpg50年代後半からニューヨークを中心にケージ、デヴィッド・テュードアらと実験的音楽活動を展開。帰国後は偶然性や図形楽譜を用いた作品と、欧米の新しい音楽の紹介と演奏によって、様々な分野に強い刺激を与える。これまでに尾高賞を4 回、フランス文化勲章(1985)、毎日芸術賞(1989)、京都音楽大賞(1989)、サントリー音楽賞(2002)、旭日小綬章(2005)など受賞多数。作品はオペラ、交響曲、協奏曲、電子音楽、雅楽、聲明など多岐にわたり、世界各地のフェスティバルからの委嘱や招聘も多数。現在、神奈川芸術文化財団芸術総監督、TWSミュージックプログラム・スーパーバイザーなどを務める。2008 年、文化功労者。


    <ヴィジュアルアート・コース講師>

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    ジュンホ・チョン(ヴィジュアルアート、韓国)
    joonho2.jpg東義大学校(釜山)ファイン・アート学士課程、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(ロンドン)修士課程修了。映像、彫刻などを用いて韓国の社会政治的イメージを表現する。

    キョンウォン・ムン(ヴィジュアル/メディアアート、韓国)
    California Institute of the Arts(アメリカ)にて芸術学修士号、延世大学(ソウル)にて博士号取得。梨花女子大学教授。内省的意識と現実、個々の関係性、アーティストと社会の関係をテーマに制作を行う。

    ジュンホ・チョンとキョンウォン・ムンは2010年より共同制作kyungwon2.jpgを行い、リュブリャナ国際版画ビエンナーレ(2010)、モスクワ・ビエンナーレ(2010)などで作品を発表。同年、プロジェクト「News from Nowhere」を立ち上げ、一柳慧、伊東豊雄、Takramデザインチームなどとアートの社会的機能と役割を考察し、ドクメンタ13(カッセル、2012)、光州ビエンナーレ(韓国、2012)に参加。Korea Artist Prizeを受賞。

    El_Fin_Del_Mundo_web.JPG
    El Fin Del Mundo 2012, HD Film,
    Installation view at documenta-Halle, dOCUMENTA(13)

    <パフォーミングアート・コース講師>

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    ダニー・ユン(演出家、香港現代文化研究所代表、アート集団ズニ・イコサヘドロン創設者/ 香港)danny2.JPG
    1982年アート集団ズニ・イコサヘドロンを設立、ズニの演劇作品はアジア、ヨーロッパの多くの都市で上演されている。新しい芸術の形を提唱し、各地で実験的な映画やビデオ、インスタレーションなどの作品を発表しているほか、コミック「天天向上」の作者としても知られている。近年は香港政府の政策アドバイザーとして、重要な文化政策に関わるとともに、ユネスコと共同で無形文化遺産センターを始め、新しい創造教育を目指すHKICCスクールを創立。

     


    <レクチャー特別講師>

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    上田閑照(哲学者、日本学士院会員、京都大学名誉教授)
    ueda2.jpg1926年東京生まれ。1949年京都大学文学部哲学科卒業、さらに大学院で宗教哲学を学ぶ。1959年から1962年までフンボルト財団研究奨学生としてマールブルグ大学(西ドイツ)に留学。同大学より「エックハルト研究」により哲学博士号を受ける。1972年京都大学教育学部教授、77年より同大文学部(宗教学)教授となり、1989年定年退職。東西の思想・宗教の出会いを実存と思索の場所とする宗教哲学が生涯の課題となり、西田幾多郎、鈴木大拙、西谷啓冶を導きとしてこの道を歩む。京都学派の一人。


    岡村美穂子(鈴木大拙館名誉館長・日本民藝館評議員)
    okamura2.jpg1935(昭和10)年、米国ロサンゼルス生まれ。1951年(昭和26)年、鈴木大拙と出会い、1966(昭和41)年の逝去まで師事する。ハンター・カレッジとコロンビア大学に学ぶ。1969(昭和44)年から1998(平成10)年まで『ザ・イースタン・ブディスト』編集員。1975(昭和50)年から1981(昭和56)年まで、国際交流基金役員秘書室主任。1992(平成4)年から2006(平成18)年まで、大谷大学非常勤講師。


    玄侑宗久(臨済宗妙心寺派福聚寺住職、芥川賞作家)
    福島県三春町に生まれ、大学卒業後、さまざまな仕事を経て京都天龍寺専門道場に入門。
    現在は臨済宗妙心寺派の福聚寺(福島県三春町)住職。2001年『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞。小説をはじめ、エッセイや対談本など多数の著書があり、講演、テレビ出演など幅広く活動している。東日本大震災復興構想会議委員(2011年4月~2012年2月)、花園大学・新潟薬科大学の客員教授。

     


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