参加クリエーター決定!平成22年度二国間交流事業プログラム<ストックホルム、バーゼル、バルセロナ、台北> 派遣・招聘

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参加クリエーター決定!平成22年度二国間交流事業プログラム<ストックホルム、バーゼル、バルセロナ、台北> 派遣・招聘

平成22年度二国間交流事業プログラム <ストックホルム、バーゼル、バルセロナ、台北>派遣・招聘クリエーター公募において、多数のご応募をいただきありがとうございました。厳正なる選考の結果、下記のとおり派遣クリエーターを決定いたしました。

派遣クリエーター公募にご応募いただきました皆様、誠にありがとうございました。

平成22年度 派遣クリエーター:   

ストックホルム 鈴木有理   (派遣期間 平成22年11月~平成23年1月)

バーゼル    篠田太郎   (派遣期間 平成23年1月~平成23年3月)

バルセロナ    山口崇洋   (派遣期間 平成22年10月~平成22年12月)

台北       岩井優       (派遣期間 平成22年8月~平成22年10月)

 

審査員講評(総評):

ヴィジュアル・アート

第一次選考講評:

いずれのプログラムに対しても、語学力の低い応募者が目立ち、継続的な課題としての言語の問題を改めて実感した。また、レジデンス参加への必然性が希薄な応募も少なくなく、目的やコンセプトの強化が望まれる。

バーゼル
初めての交流プログラム地であることもあり、コミュニケーション能力の高さやローカルな社会との関係性の構築が想像できる応募者を優先した。

バルセロナ
メディア系のクリエーターのための活動環境が充実しているレジデンスということもあり、メディアアートの分野での活動が期待される20代の若手を考慮した。

ストックホルム
受入先のプログラムの方向性に若干の変化があるように感じられたが、自身のレジデンスの目的が明確で語学力の高いクリエーターを選ぶことで、先方の環境に左右されない成果を考慮した。

台北
ここでも語学力を考慮しつつ、台北の文化的特性がその活動に与える効果が想像できるクリエーターを優先した。


第二次選考講評:

全体に語学力の乏しさが目立った。半数以上の面接対象者は実際に制作意志を持ったレジデント生活を送るために必要な語学力が不十分であると判断した。ワンダーサイトから送られるべきクリエーターは、海外生活や滞在の初心者ではなく、基本的に自立した生活やコミュニケーションが可能な人物が、より高いスキルや経験、対象都市固有の調査などのために渡航すべきであると考える。そのためには滞在の目的や自身の作品について少なくとも英語で問題なく説明できる程度の語学力は不可欠である。

ストックホルム
最終選考に残った2名の候補者は、世代こそ違え、それぞれ優劣の付け難い優秀なクリエーターであり、語学力やコミュニケーション能力においても申し分なかった。希望しているプロジェクトの性格上、滞在年がストックホルムであるべき理由の明快な1名を最終的に選考した。

バーゼル
半数は語学力や海外滞在経験が不十分と判断。また、招聘元の財団が芸術文化だけでなく自然科学等にも助成をしている団体であることもあり、ストックホルムに応募したもう1名をバーゼルに送ることで検討することとなった。

バルセロナ
殊に言語を扱うプロジェクトを希望しているにもかかわらず、語学力が不十分と判断した応募者が3名中2名。都市に関係した進行中のプロジェクトをバルセロナで実施する希望を持った25歳の候補者と、もともとバーゼルを希望していた34歳の候補者で、洗浄・洗濯など文化による清潔意識の相違を調査している作家の双方を招聘元に送ることとなった。そのいずれが選ばれても問題ないと思うが、バルセロナはメディア系施設が整備されていることもあり、それを理由にバルセロナを選んでいた候補者の希望は考慮したいと感じた。

台北
元スクワット地域というレジデンスの特別な立地から、その背景に直接的に絡み合うプロジェクトが望まれたが、面接対象者2名のうち1名は語学力が不十分であり、また提案の内容的にも凡庸であると感じた。北京に3年滞在中のもう1名は(北京語の会話可能)、琉球文化圏で育ち、そこから中国本土を経由して台湾の、特に先住民文化や祭祀、呪術などに関心を持っており、その調査の実現には興味を感じた。

(森美術館チーフ・キュレーター 片岡真実)


デザイン

ストックホルム
ストックホルム、IASPISへの派遣クリエイターは鈴木有理氏となった。鈴木氏は、英国、Royal College of Art デザイン・プロダクト学科卒業と同時に各国 での活発な活動を展開、アルスエレクトロニカではインタラクティブアート部門とデジタルミュージッ ク部門にノミネートされるなどの実力を有する若手である。各国における滞在経験や文化背景の理解、プロ ジェクトテーマに関する精力的なリサーチに基づき提案される、人や社会と関わりを持つデザイン作品、ワークショップ作品も、高く評価され ている。
デザインとアートの枠組を超える独自の表現も鈴木 氏の特色だが、アートはもちろんデザインや建築分野に強い関心を示すIASPISは、 まさに適した派遣先といえるだろう。今回、「真冬の北欧」におけるリサーチを活かしたプロジェクト内容を具体的に計画中の氏が、現地での 出会いやコミュニケーションをふまえて、いかなる作品をまとめあげてくれるのか。昨年度のIASPIS派 遣クリエイター、渡邉康太郎(takram)氏に続く成果を期待したい。

(21_21 DESIGN SIGHT アソシエイト・ディレクター 川上 典李子)




平成22年度 招聘クリエーター:   

ストックホルム カール・トゥイッカネン (招聘期間 平成22年10月~12月)

バルセロナ   ダニエル・ジャコビー (招聘期間 平成22年10月~12月)

メキシコ     ヒューゴ・ソリス・ガルシア (招聘期間 平成23年1月~3月)

審査員講評(総評):

バルセロナ

推薦された6名のアーティストは、映像メディアが多い、作品にユーモラスかつアイロニカルな視点が含まれている、また日常の些細な現象や出来事への眼差しが反映されているなどの共通点が観られたのは、先方の審査員の嗜好や主観によるものか。若干、多様性に欠ける感があった。
選ばれたDaniel Jacobyは端々にユーモラスな要素が散見できながらも、音や映像、パフォーマンスを一旦切断・脱構築したうえで、一定の基準に則ってそれらのパーツを再構成するという、コラージュ、アッサンブラージュといった今日的な手法が使われていた点で他の候補者よりも一歩深みがあった。

(森美術館チーフ・キュレーター 片岡真実)


メキシコ

Orthodox な作曲家としては、Orozco が優れているが、滞在目的、交流的要素を勘案すると、いわゆる伝統的な作曲家ではないが、Garciaが、TWSの意図に最も適していると思われる。全体的なideaが東京でどのように発展するか興味がある。

(作曲家 湯浅譲二)

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