2011年度トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL― SOUND, ART & PERFORMANCE 募集開始!

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2011年度トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL― SOUND, ART & PERFORMANCE 募集開始!

トーキョーワンダーサイト(TWS)のエクスペリメンタル・フェスとは?
ジャンルを問わずさまざまな表現者たちが集うフェスティバル。新しい実験的な公演企画を国内外から公募し、審査により選出された企画をTWSのサポートのもとフェスティバルという枠組みの中で実施します。また、上演された企画の中から、最優秀賞、奨励賞、特別賞を選出し、さらなる発表の機会を提供するなど、継続的に支援しています。TWS青山のレジデンスに滞在する海外招待音楽家によるライブや協働スタジオプログラム(TWS/MUSIC)アンサンブル・モデルン&トーキョーワンダーサイト アカデミーも同時開催されます。
東日本大震災という未曾有の災害を受け、今後、東京そして日本はどのような方向に進んでいくべきか。いま、本当に必要とされている「実験」とは何か?TWSでは、新しい表現の可能性に挑戦する実験的な企画を募集します。未知の表現が生まれる瞬間、既存の表現ジャンルの枠組みが揺らぐ瞬間、何が起こるか予測不可能な創造の現場へ、演じる側/観る側、双方の参加をお待ちしています。

■募集要項:
応募要項_TEF2011_jpn.pdf
※二次審査は7月28日(木)を予定しています。

■応募書類パッケージ:
応募パッケージ_TEF2011_jpn.zip

■応募締切:
2011年7月13日(水)必着

■審査員(敬称略・順不同)
一柳慧(作曲家、ピアニスト)
山下洋輔(ジャズピアニスト)
畠中実(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 主任学芸員)
沼野雄司(音楽学者・桐朋学園大学准教授)
中川賢一(ピアニスト、指揮)
家村佳代子(トーキョーワンダーサイト事業課長)

■主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト

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※過去のフェスティバル情報は下記ご参照ください。
2010年度
2009年度
2008年度

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【審査員からのメッセージ】
一柳慧[作曲家、ピアニスト]
3.11のような巨大な自然現象による災害の現実を経験した後に、芸術の創作を行うのは容易なことではない。このような状況下での実験性には、技術やイメージよりも根幹をつかさどる思考が強く求められるからである。まず、何よりも直面させられている状況の本質を見極め、そこからどのような方法論を構築して前へ進む道を見つけ出せるかが、この現実と向き合う鍵になるだろう。それは天然の無常とも言うべき巨大な出来事といかに深く切り結ぶことが出来るか、ということでもある。その意味で、トーキョーワンダーサイトのエクスペリメンタル・フェスティバルが、これからの創造活動と世界を考える上で、これ迄以上に挑戦し甲斐のある意義深い催しになってくることを期待したい。

山下洋輔[ジャズピアニスト]
「実験」とは、自分の脳が考えられる限りのことを音と映像と人間の行為に託して表現することではないでしょうか。その中には必ず3.11以後の自分の存在が反映されているはずです。我々が今必要とするものをさぐり当てる為の場になるようなフェスティバルを目指しましょう。今の時に、そういう時間を持てる幸運を感謝し、その時間に恥じないクオリティの表現がなされることを願うしかありません。
面白い、どきっとする、何だこれは、が好きです。人間の考えられる変なこと不思議なこと、そして同時に美しいことの限界に挑戦する表現を待ってます。


畠中実 [NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 主任学芸員]
「実験」とは了解されたものが行なわれない(かもしれない)、という含意があります。だからやる方も見る方も、すでにある期待や予想を裏切られる覚悟をしなければならなりません。それは失敗するかもしれない、自分を危険にさらすことでもあります。いまわたしたちは安全や安心をより求め、失敗が取り返しのつかない事態を引き起こしてはならないという思いを強くしています。もちろん確実なことなどあり得るはずもないのですが、ともすれば表現さえも画一的な考え方に陥ってしまいがちな状況で、しかし、表現というものがある種の解毒剤になる、抵抗のための方法になり得るということも思い出す必要があるでしょう。そのための「実験」を続けなくてはならないのだと思います。


沼野雄司[音楽学者・桐朋学園大学准教授]
3.11以前も以後も、原理的には「エクスペリメンタル」の意味に変化はない。しかし、我々の精神や社会のありようが不可避に変化したことは事実で、当然ながら作品にも様々な変化が生じるだろう。おそらく大事なのは、この変化が抑圧に転化していないか注意することだ。前言とは矛盾するようだが、こうしたことを「わざわざ」考えねばならない点において、エクスペリメンタルという語の意味は微妙に変わってきている。いずれにしても、芸術の無力をいたずらに嘆かず、かつ単純な癒しの力ばかりを強調することもない、静かな洞察に満ちた実験精神は今こそ貴重なものになろう。


中川賢一[ピアニスト、指揮者]
私は東日本大震災時、実家の仙台市で地震に遭遇しました。震災後、既に30か所近くの避難所で演奏してまいりました。各地本当に悲惨な光景でした。演奏を聴いていただいて、「30日間悪夢だったが、一瞬だけでも悪夢を忘れることができた」等という多くの声を聴くと、音楽の力の大きさを改めて感じました。音楽によって、泣くことができ、癒され、少しでも微笑みを取り戻すことができた方々をたくさん見てまいりました。音楽というものがもしかすると、大それた音の哲学などの啓示でもあるかもしれませんし、実はちっぽけな、ちょっとした逃避を助けるくらいのものなのかもしれません。しかしそこに人に与える、何か大きなものがあるように思えてなりません。そこに「実験」という事は全くありませんでした。被災地において、あらゆる「破壊」というオブジェクトを見てきたときに、アートの「実験」とは何かという事を改めて問いなおさざるを得ませんでした。そこにあったものはれっきとした現実であり、あまりにも巨大な物体の、シュールなオブジェクトの配置、異臭、瓦礫撤去の巨大な騒音、または、すべてが廃墟と化した無音の集合体でした。それはアートではなくただの悲惨でした。
今年の公募作品には、アートの力とは何かという根本を、「私」に感じさせる企画を期待したいと思います。


家村佳代子[トーキョーワンダーサイト事業課長]
3.11の後、当たり前の日常生活の一つ一つを、改めて判断しながら、意識しながら過ごしている。このような文明と自然のコンフリクトを受けて、日々様々な課題が日常生活に現れる。日本人であることより、日本列島人である事の時間ははるかに長い事に、今更ながら気が付いた。そのエネルギーの力と時間のスパンの中で、私たちが呼び覚まされ、呼び覚ます事は何だろう・・



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<募集概要>

【募集内容】
音を使った実験的、先鋭的なライブ・パフォーマンスの公演企画。音楽のほか、ダンスや映像とのコラボレーション、サウンドインスタレーション、パフォーマンス、メディアアート、ワークショップなど、表現形態は問いません。キュレーター、企画プロデューサーによる応募、教育的なプログラムも歓迎します。国籍、年齢は問いません。

【支援内容】
1.公演会場としてTWS渋谷の展示スペースを無償で提供いたします。
2.広報・宣伝の一部を協力いたします。(告知チラシの作成、TWSホームページ掲載、TWSメールニュース配信、各種メディアへのプレスリリースの送付など)
3.チケット収入の90%を企画者に還元します。

【企画実施日】
2012年1月13日(金)~29日(日)のいずれかの日程で各企画につき1回(2時間以内)実施
※日程はやむを得ず、変更される場合がございます。予めご了承ください。

【会場】
トーキョーワンダーサイト渋谷
〒150-0041 東京都渋谷区神南 1-19-8
※会場図面は下記URLからダウンロードできます。
/static/tws/shibuya/information.html

【審査員(敬称略・順不同)】
一柳慧(作曲家、ピアニスト)
山下洋輔(ジャズピアニスト)
畠中実(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 主任学芸員)
沼野雄司(音楽学者・桐朋学園大学准教授)
中川賢一(ピアニスト、指揮)
家村佳代子(トーキョーワンダーサイト事業課長)

【応募資格】
1.企画の実施について責任を持って遂行できること。
2.一次選考を通過した場合は、7月下旬(予定)に行う二次選考の面接に必ず出席できること。

【選考方法・スケジュール】
一次選考 書類・音源・映像による選考
二次選考 応募者によるプレゼンテーション及び面接
会場:TWS青山:クリエーター・イン・レジデンス
※二次審査は、7月28日(木)を予定しています。
※入選者の発表は、8月末までにTWSホームページにて発表いたします。
※選考スケジュールは変更する場合がございます。予めご了承ください。

【応募方法】
募集要項および応募用紙を下記URLよりダウンロードし、必要事項をご入力のうえ、郵送にてご応募ください。
/static/tws/application/index.html

【応募料】
2,000円(納入された応募料は理由の如何にかかわらず返還できません。)

【応募締切】
2011年7月13日(水)必着

【問い合わせ先】
Email:performingart11@tokyo-ws.org
※お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。

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