【TOKAS本郷】「OPEN SITE 2018-2019」企画決定!

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観る人にも、表現する人にもオープンでクリエイティブな場(=サイト)を目指し、全ての表現に門戸を開いたトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の企画公募プログラム「OPEN SITE」。
今年の3月から4月にかけて実施した公募では、国内外から昨年を上回る285企画が集まりました。あらゆる表現に挑戦する企画内容を徹底的に検証し、書類審査と面接審査を経て、展示部門4企画、パフォーマンス部門3企画、そして本年度新設のOPEN SITE dot枠から2企画を選出しました。さらにTOKAS推奨企画、教育普及プログラムを加えた計11企画を2018年11月から2019年2月まで、2会期にわたり紹介します。


展示部門

企画者:本間メイ
企画名:「つぎはぎの"言葉"(字 ことば kata-kata eweawea)」
インドネシア・日本・マレーシア出身の、異なる母国語を持つ3作家による、言葉を巡る作品を展示。英語という1つの共通言語だけでは捉えられない事柄や精神を、それぞれの言葉を紡いで追求し、生成する。

企画者:現像(キオ・グリフィス+細淵太麻紀)
企画名:「photopia/scotopiaー東京」現像 Vol.4
現代写真の可能性と、バーチャル化した暗室から浮かぶグローカル論を問う出版プロジェクト。本企画では2020年に向けて変貌を遂げている「東京」を現像する。実像の表層、虚像の集積による「所在視」を探求する。

企画者:玉木晶子
企画名:「ブレイクタイム(仮)」
映像と現実が交差し、互いに影響し合い、複数のメディアを越境するマルチスクリーン・インスタレーション。空間に実在する作家、観客と映像内の登場人物が空間を徘徊する、パフォーマンス要素を持つ展示。

企画者:Maurice Ortega JONES
グループ名:MUTEK.JP
企画名:「VR Salon: Immersive Realities」
仮想現実(VR)と拡張現実(AR)による新しい芸術的実践の試みを探求するインタラクティブ型展示。


パフォーマンス部門

企画者:神里雄大
グループ名:岡崎藝術座
企画名:「いいかげんな異邦人の伝承(仮)」
ペルー出身の日系人である劇作家・演出家の神里雄大が、日系移民へのリサーチを軸に、日本人、国家、国籍とは何かを問い、「外にある日本」を描写するレクチャーパフォーマンス。

企画者:樋口鉄平
グループ名:Théâtre Musical Tokyo (TMT)
企画名:「米田恵子(1912-1992)の作品と生涯について」
ジョン・ケージと同時代に日本に生まれた女性芸術家・米田恵子に焦点をあて、異分野の現代芸術家たちが、彼女の実験的精神とその生涯を辿るプレゼンテーション形式のパフォーマンス。

企画者:太田信吾
グループ名:演劇ユニット ハイドロブラスト
企画名:「領土」
入院病棟の2人部屋という空間を舞台に「領土」という抽象的概念を批評的に問い直し、他者との関係性に焦点を当てる演劇作品。


OPEN SITE dot 部門

企画者:根本しゅん平
企画名 :「It captures me, It moves me and It's gone」
根本しゅん平振付の表題作品を、作曲技法のフェーズ・シフティングをダンスパフォーマンスに置き換える手法を説明しながら実践するレクチャーパフォーマンス。

企画者:宮田 篤
企画名 :「『びぶんブックス』ことばの店:微分帖」
共同作文の仕組みを取り入れたワークショップ作品《微分帖》を書店に見立てた空間に展開し、ワークショップをとおして来場者とコミュニケーションの多様性、不完全性、重要性の共有を目指す。


TOKAS企画
公募企画に加え、自由なプラットフォームとしてのOPEN SITEの魅力を最大限に伝えるべく、TOKASがいま実施すべきと考える企画を紹介します。

パフォーマンス(TOKAS推奨企画)
出演者:contact Gonzo
企画名:「contact Gonzo + yang02 (仮)」
殴り合い、ぶつかり合いの中から生まれる即興をベースに、痛みと驚きをもたらす身体表現を繰り広げるアーティストコレクティヴ、contact Gonzoによる新作パフォーマンス。ゲストにメディア・アーティストyang02を迎える。

ワークショップ(教育普及プログラム)
作家名:小沢裕子
企画名:「SPEAKERS 言葉の乗り物になった私たちが、そのとき身体で目撃すること」
異なる3つの役割「質問者」、「スピーカー」、「回答者」を体験し、他者の身体を介して会話したり、他者の言葉をただ発するだけのスピーカーになるなど、言葉と身体の関係性をずらすことで新たな感覚を発見するワークショップ。

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募集概要

募集期間:2018年3月1日(木)~4月13日(金)
応募総数:合計285企画

審査員:
畠中 実 (NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員)
久野敦子(公益財団法人セゾン文化財団 プログラム・ディレクター)
毛利嘉孝(社会学者、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 教授)
近藤由紀(トーキョーアーツアンドスペース プログラム・ディレクター)


※企画名と企画概要は応募時のものです。実施の際に変更になる場合があります。

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