ワンダーシード2006

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ワンダーシード2006

エキジビジョン

開催情報

タイトルワンダーシード2006
会 期2006年2月18日(土) - 2006年3月5日(日)
時 間11:00 - 19:00
入場料無料
主 催トーキョーワンダーサイト
会 場トーキョーワンダーサイト本郷
若手芸術家の美術作品と多くの美術愛好家が出会える場をつくろうと、この公募展は始まりました。これまで「ワンダーシード展」(一昨年前まで「0号展」)では、バラエティに富む入選作品の数々が、多くの方の心をとらえ、そして購入されました。アーティスト支援には様々な形がありますが、この公募展では展示された作品を購入していただき、作家の活動支援になる形を試みています。4年目を迎える今回は、2005年7月に新たにオープンしたトーキョーワンダーサイト渋谷にて開催します。
入選作品は、会場に設けておりますTWSアートマーケット"slowpink"にて購入可能です(入選作品価格:2,000円~80,000円)。 トーキョーワンダーサイトが支援する若手アーティストの作品、及びグッズ(アーティストオリジナルDVD/CD、エマージングアーティストTシャツ/アンダーウェア、Fuckin' Brilliant!! 帽子、トーキョー都どら焼き など)も販売しております。展覧会とあわせてぜひご覧ください。


東京は2016年にオリンピック開催に向けて招致準備活動を開始しました。これは単に経済的な効果を期待しておこなわれるべきものではありません。日本の首都である東京が、政治、経済、文化、教育、景観、人といった都市の総合的な力を駆使し、世界に先駆けて、これから未来へ向けて都市がどうあるべきか、都市が持つ可能性を提示していく非常に貴重なチャンスです。インフラの整備や大会を上手にオーガナイズするだけではなく、世界に対して、東京が持つ都市力(文化)をいかに魅力的に伝えることができるのかどうか。
都市では国境や宗教を越えたあらゆる種類の人々が行き交い、出会います。ジャンルを越えた者同士が出会い、触発され、まったく新しい文化がうまれていくのも都市の機能としての醍醐味でしょう。今まで、日本の行政においては、文化を戦略的に考えてプロデュースすることがありませんでしたが、日本のモンパルナスとならんことを期待してトーキョーワンダーサイトを御茶ノ水に創りました。そこで蒔かれた種は順調に成長し、トーキョーワンダーサイト渋谷はオルターナティブスペースとして、若手アーティストの国際的なプラットホームになりつつあります。さらに本年は青山の国連大学跡地にアーティスト・イン・レジデンスを開設します。若手の芸術家を育てるのは国境、ジャンルを越えた人材の交流以外に考えられません。このプロジェクトもまた、東京の新しい文化の創造に一役かってくれることでしょう。
トーキョーワンダーサイト御茶ノ水、渋谷、青山の三館を貫く重要なテーマは、いわば日本流「バウハウス」です。デザイン、ファッション、建築、アニメ、音楽、ダンスなど、さまざまな分野でのアクティブな活動こそが今の東京の魅力そのものといえます。ワンダーサイトをプラットホームとして、海外も含めた様々な分野の人々が交流し、その渾沌としたアクティビティーから、まったく新しい都市をデザインし、クリエイトしていって欲しい。東京はこれからも、新しい何かが、常に、どこかで起こっている都市でなければならなりません。
すべての新しいことを東京から始めよう。

石原慎太郎(東京都知事)

会場風景



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