トーキョー・ストーリー2014 第3期

レジデンス成果発表展

トーキョー・ストーリー2014 第3期

中澤沙央里ヴァイオリン・コンサート 「シャコンヌ ~そこに響くもの~」

コンサート

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開催情報

タイトルトーキョー・ストーリー2014 第3期
中澤沙央里ヴァイオリン・コンサート 「シャコンヌ ~そこに響くもの~」
会 期2014年7月26日(土) - 2014年7月27日(日)
時 間26日(土) 18:00-/ 27日(日)15:00-/ 18:00-  (全3公演)
※開場は開演の30分前/上演時間:45分
入場料無料(事前予約制)
主 催公益財団法人東京都歴史文化財団トーキョーワンダーサイト
会 場トーキョーワンダーサイト渋谷
アーティスト中澤沙央里(ヴァイオリン)
出 演中澤沙央里(ヴァイオリン)、櫻井勇人(打楽器)、和合亮一(朗読 ※26日18:00の回のみ)

中澤沙央里は1年間のTWS青山での滞在において、多くのクリエーターと出会い、交流する中で大きな刺激を受けました。 他分野とのコラボレーションの可能性を探ってきた彼女の成果発表となる本公演は、J.S.バッハの有名な〈シャコンヌ〉をテーマとして用いつつ、演奏・映像・詩の朗読が絡み合う、複合的なパフォーマンスとなります。
シャコンヌはバロック時代に流行した3拍子の舞曲の一種で、低音部が特定のパッセージを執拗に繰り返す中で旋律が展開されていく変奏形式の作品です。 中澤はバッハの〈シャコンヌ〉を何度も演奏するうちに、その無限の周期の中に人間や自然の営み、大きな宇宙を感じるようになりました。 本公演は、この循環する〈シャコンヌ〉のメロディーと、福島在住の詩人・和合亮一が震災以降にtwitterを通じて発信した連作詩の抜粋を軸に展開します。 不条理を抱えながらも連綿と続いていく大きな流れを表現しようという彼女の試みに、是非お立会いください!

チケット情報

日時:
2014年7月26日(土) 18:00-/ 7月27日(日)15:00-/ 18:00-  
(全3公演) ※開場は開演の30分前/上演時間:45分
出演:中澤沙央里(ヴァイオリン)、櫻井勇人(打楽器)、和合亮一(朗読 ※26日18:00の回のみ)
※26日(土)の公演に、本公演でモチーフとして使われる、『詩の礫』、『詩ノ黙礼』の作者、和合亮一氏の出演が決定しました!

予約方法

*本公演は終了しました。

氏名、電話番号、ご希望の公演日時、チケット枚数をご記載のうえ、件名を「シャコンヌ申込み」として、トーキョーワンダーサイト
E-mail: ticket@tokyo-ws.org もしくは FAX: 03-5602-9882 までお申し込みください。
※各公演とも、定員になり次第締め切らせていただきます。
また、公演日前日の17:00をもってご予約の受付は終了いたします。
当日券につきましては、トーキョーワンダーサイトのウェブサイトをご参照ください。 

プロフィール

中澤沙央里(ヴァイオリン) 


桐朋学園大学音楽学部卒業。同大学研究科修了。ヴァイオリンを鈴木亜久里、辰巳明子の両氏に、室内楽を東京クヮルテットに師事。全日本学生音楽コンクール、日墺文化協会主催オーディション等で入賞。現代音楽シーンを中心に活動し、これまでにR.カンポ、権代敦彦、一柳慧各氏らの作品等、多くの作品の初演を手がけている。近年は、香港、韓国、マレーシア等にも活動の場を広げ、リサイタルや大学でのレクチャーを行っている。また、ダンスや映像とのコラボレーションにも精力的に取り組み、"現代音楽"の枠をも超えた新しい表現形態を模索している。小澤征爾音楽塾、サイトウキネンフェスティバル松本、ボードイン国際音楽祭等に参加。日本・フィンランド新音楽協会会員。2013年度トーキョーワンダーサイト・アーティスト・イン・レジデンス。
櫻井勇人(打楽器)


宮城県仙台市出身。県立山形南高等学校を経て、東京音楽大学卒業。 平成25年、学内オーディション合格者によるソロ・室内楽定期演奏会に出演。平成26年4月卒業演奏会出演。レモン・カーフス、中村功、各氏のマスタークラスを受講。「Tokyo Ensemnable Factory」「PRO WIND 023」メンバー。 これまでに打楽器を菅原淳、岡田眞理子、久保昌一、藤本隆文、村瀬秀美、佐々木祥、星律子の各氏に師事。
和合亮一(詩・朗読)


1968年福島県生まれ。詩人。詩集『AFTER』で中原中也賞、詩集『地球頭脳詩篇』で晩翠賞などを受賞。東日本大震災の直後からツイッター上で連作詩『詩の礫』と題 した詩を発表し、大きな注目を集める。その後、『詩の礫』、『詩ノ黙礼』、『詩の邂逅』と立て続けに福島を テーマにした詩集を上辞。また、大友良英らと『プロジェクトFUKUSHIMA!』を立ち上げる。震災後の活動につ いて、みんゆう県民大賞、NHK東北文化賞などを受賞。最新刊は『廃炉詩篇』(思潮社)。最近ではNHK( 総合)の番組内で「復興サポーター」としての活動も展開している。

トーキョー・ストーリー2014
東京や世界の街を舞台に滞在制作を行った、国内外のクリエーター総勢20組による成果発表展

トーキョーワンダーサイト(TWS)は、東京における世界中のクリエーターが集まる国際的なクリエイティブ・プラットフォームとして、また東京から海外へ新しい創造力を発信する場として、様々な文化事業を展開しています。2006年より開始したレジデンス・プログラム「クリエーター・イン・レジデンス(CiR)」では、東京や海外の派遣先を舞台に、多様なジャンルや国籍のクリエーターたちが、実験的な創作活動を行ってきました。本展では2013年度レジデンス・プログラムに参加した100名にのぼる国内外のクリエーターたちの中から、総勢20組によるレジデンス滞在制作の成果を、それぞれが紡いだ物語として3期にわたり展示します。 本展に参加する作家のうち、半年から1年という長期滞在型の「国内クリエーター制作交流プログラム」に参加した3名の若手アーティストは、社会や都市、自分の生に対して多様な視点から語り、今日に生きる私たちの問題意識を明示します。「海外クリエーター招聘プログラム」でアジアより招聘された2組のクリエーターは、アジアで表現することのリアリティをこの東京でも探求しつつ、同時期の滞在者や一般の人々を巻き込みながら、相互の対話や共鳴、干渉を反映したプロジェクトを展開しました。また「二国間交流事業プログラム」にて、バーゼル、ベルリン、ロンドン、マドリード、メルボルン、ソウル、台北といった都市へ派遣された日本人のクリエーターたちは、海外の空気に触れ、その都市で起こる様々な出来事や異文化の日常に対峙することで、それぞれのストーリーを紡ぎだし作品へと転化させました。「アーティスト・イン・夕張」に参加した4名は、地域コミュニティとのかかわりを通じて夕張の歴史的背景と現在、そして未来を見つめることで、現代の様々な都市へと通底する問題意識へと発展させました。そしてこの成果発表展のエピローグには、唯一音楽分野から参加した国内クリエーターでヴァイオリニストの中澤沙央里が公演を行います。

参加クリエーター

中澤沙央里

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