OPEN SITE 9|TOKAS 推奨プログラム
近年、現代美術の展覧会でしばしば目にする、絶えず変化する社会情勢を捉えるための瞬発力があるメディアとは対照的に、柄澤の作品は、山河などをモチーフとした上に、耐久性を持つ素材を扱うことで、人の想像の及ばないほどの長い時間について思いを巡らせるものである。
本企画によって柄澤の活動を紹介するとともに、目まぐるしく変容する現代美術の世界で彫刻を扱うことの意義や可能性について考えるきっかけとしたい。
| 会期 | 2024年11月23日(土・祝) - 12月8日(日) |
|---|---|
| 休館日 | 月曜日 |
| 時間 | 11:00-19:00 |
| 入場料 | 無料 |
| 会場 | トーキョーアーツアンドスペース本郷 スペースB (2F) |

《道》2023

《スペクトル》2022

《淡洸》2023

《分水領》2021
| 日時 | 11月24日(日) 16:00- |
|---|---|
| 出演 | 柄澤健介、石川達紘(トーキョーアーツアンドスペース) |
| 料金 | 無料 - 予約不要 |
出版物ページより「OPEN SITE 9」各作家のカタログをダウンロードできます。ダウンロードはこちら
1987年生まれ。愛知県を拠点に活動。金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科彫刻専攻修了。登山など山岳での経験をもとに、山河などのモチーフを中心に彫刻を制作する。クスノキを彫り出した窪みに、熱によって溶かしたパラフィンワックスを流し込み固めることで、幾重にも層を作る独自の技法を用いる。
Instagram @kensukekarasawa