更新日:2026.10.22
| 参加プログラム | 二国間交流事業プログラム(招聘) |
|---|---|
| 活動拠点 | カナダ/アメリカ |
| 滞在都市 | 東京 |
| 滞在期間 | 2019年5月 - 2019年7月 |
東京での3ヶ月間の滞在をとおして、フィールド・レコーディングや場に応じたサウンド・インスタレーションを通じて、都市のサウンドスケープの音楽性を探求する継続的なプロジェクト「Sounding the City」を展開する。
・東京における特定の音響環境を探究する
・フィールド・レコーディングと作曲
・場に応じたインスタレーションの展開
・記録
・最終作品の展示
私たちの作品は、現場でのパフォーマンス、サウンド・インスタレーション、空間録音を通じて、都市の音環境がもたらす共鳴や、音と空間を身体で感じる体験を探究している。滞在中は、フィールド・レコーディングやサイトスペシフィックなサウンド・インスタレーションを通じて、都市の音が持つ音楽性を探究する継続的なプロジェクト「Sounding the City」の第5弾を制作した。
墨田区を歩き回り、耳を澄まし、音を録音しながら、特定の音楽的な質を帯びた場所を選び出し、それぞれの場所でサウンド・インスタレーションを制作した。インフラに溶け込むように設置された各インスタレーションは、その場所に固有の音響環境に内在する調和やリズムの微妙なニュアンスに調和していた。
最初の1ヶ月間、私たちは墨田区を歩き回り、川や運河、鉄道の橋沿いを巡りながら、特定の空間や音に耳を傾け、その場で録音を行った。録音した音源は、ウェブサイト上の「Sumida-ku Soundmap」というサウンドマップにまとめられており、今後も東京を訪れるたびに、このマップは徐々に充実していく予定である。サウンドマップとは、ユーザーが録音された場所で音声記録を閲覧・再生できるオンラインマップ。
私たちは、ある種の音楽的な質を備え、何時間も耳を傾けながら録音に没頭でき、かつ微妙な介入を想像できるような、墨田区内の4つの場所を選んだ。各場所では、フィールド・レコーディングを加工して特定の周波数やハーモニーをほとんど気づかれない程度に強調し、その場所のインフラに溶け込むように、東京で見つけた電気ボックスを用いて、サウンド・インスタレーションを制作した。各サウンド・スカルプチャーを制作する過程では、ライブ録音を作曲プロセスに組み込み、インスタレーションがリアルタイムで発生する音に反応するようにするなど、様々な技術的な試みを行った。
《Sounding the City 005: Sumida-ku (荒川―東墨田)》インスタレーション、2019
《Sounding the City 005: Sumida-ku (隅田川―横網)》インスタレーション、2019
《Sounding the City 005: Sumida-ku (小名木川―白河)》インスタレーション、2019
《Sounding the City 005: Sumida-ku (総武中央線―緑)》インスタレーション、2019

《Sounding the City 005: Sumida-ku (墨田区サウンドマップ)》、ウェブサイト、2019

オープンスタジオでの展示風景