更新日:2026.10.22
| 参加プログラム | リサーチ・レジデンス・プログラム |
|---|---|
| 活動拠点 | フランス |
| 滞在都市 | 東京 |
| 滞在期間 | 2019年6月 - 2019年7月 |
東京は、戦争や地震による首都の破壊をきっかけとする都市化と、日本文化や「無常」の思想に影響を受けた再建の過程を経ており、極めて豊かで密度の高い研究の場となっている。このような都市構造は、複雑かつ独特な特徴を備えている。私の作品は、ロバート・ヴェンチューリやデニス・スコット・ブラウン、レム・コールハース、そして篠原一男といった建築家たちによる都市に関する著作や研究と共鳴し、直接的な関連性を持つものと言えるだろう。
・東京を探索し、さまざまな地域や街並みの写真や動画を撮影して、制作の素材となる豊富な要素を集め、それらを分析する
・美術、デザイン、建築、都市計画、景観などの分野の図書館で調査を行い、都市の構造に関する豊富な資料を収集する
・東京に住んでいる人々(長期・短期を問わず)に会い、自分たちを「市民」だと感じているか、その理由や経緯について尋ねる
・調査結果に基づき、ドローイングや画像、視覚表現、立体、インスタレーションを制作する
・ギャラリーや美術館を訪れ、東京のアートシーン、デザインシーンに触れ、探究する
数多くの図書館や書店、TOKASの所蔵図書などの資料を活用し、街を何度も歩き回り、観察や写真撮影を行うことで、東京の建設と都市化の歴史について調査を始めた。こうした散策を通じて、都市の特定の特徴に注目するようになり、後に私の芸術的な提案の出発点となった。このプロジェクトは(3Dモデリングソフトを用いた実験のおかげで)進化を遂げ、さまざまな形をとり、最終的には、ある種の「システム」あるいは「プロセス」のようなものへと発展していった。
東京の特定の空間類型(建物と建物の間の空間)を扱い、それらを異なる/独特な視点で捉えるために、さまざまなシステムや手法(あるいは少なくともその端緒)を開発することに成功した。その過程で、実空間と虚空間、正の空間と負の空間を実験的に探究した。もっと時間があれば、これをさらに発展させ、東京のどこか特定の場所でこのアプローチを試してみることができたのかもしれない(これらは実際の場所をもとに、3Dモデリングされているが、特定の類型が混在しているもの)。
次のステップは、さまざまなスケールで模型を作成し、いつの日かこのプロジェクトを実物大(1/1)で実現し、人々がその空間の中に入ることができるようにしたいと考えている。


