クリストファー=ジョシュア・ベントン

レジデンス・プログラム

海外クリエーター招聘プログラム

更新日:2025.1.24

クリストファー=ジョシュア・ベントン

参加プログラム 海外クリエーター招聘プログラム(個別プロジェクト)
活動拠点ポーツマス(アメリカ)/アブダビ
滞在都市/滞在先東京
滞在期間2025年1月 - 2025年3月
滞在目的

グローバルなアイデンティティと人々の移動の結びつきを通じたペルシャ湾と日本・アフリカをつなぐ海洋真珠取引の歴史をリサーチする。このリサーチの成果として、映像とインスタレーション作品を含む展覧会を構想している。

滞在中の活動
  • ミキモト社との共同アーカイヴ・リサーチ
  • 葉山(神奈川)での民族誌学的リサーチ
  • 英虞湾(三重)でのリサーチ
  • ミキモト真珠島(三重)でのリサーチ
  • ミキモト多徳養殖場(三重)でのリサーチ
滞在中に行ったリサーチ及び制作活動

日本とアラブ首長国連邦における真珠の商品文化を、フィールドワークと民族学を通して探求した。また、日本における「外人」、特に黒人を描いた陶磁器を収集。ファウンド・オブジェクトとともに、アラブ首長国連邦出身のアフリカ人真珠海士と日本の海女との架空の恋物語にインスパイアされた作品を企画している。彼の研究は、貿易、アイデンティティ、異文化の出会いの歴史を結びつける。

滞在の成果

このレジデンスを通して、様々な歴史やミクロな歴史に対する理解を深め、私が住んでいるアラブ首長国連邦と日本とのつながりを考えることができた。
様々なキュレーター、アーティスト、学者と知り合うことで、将来のコラボレーションや展覧会の機会に繋がる出会いがあり、友人のネットワークも広がった。
また、フィールドワークや現地視察、アーカイブや博物館、美術館のリサーチを行い、様々な文化機関とつながることができた。「舞踏会」に参加したり、MCやヴォーカルコメンタリーのクラスに参加したりすることで、地元の社交界やダンスシーンともつながりを持つことができた。金継ぎのワークショップにも参加した。

日本の真珠養殖に関する私の研究が、将来、湾岸諸国と日本との間の展覧会や出会いにつながり、アーカイブの空白を埋めるためのアート・インスタレーションや批評的研究の発展につながることを願う。

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