岡 碧幸

レジデンス・プログラム

国内若手クリエーター滞在プログラム

更新日:2026.4.15

岡 碧幸

参加プログラム国内若手クリエーター滞在プログラム
活動拠点北海道
滞在都市/滞在先東京
滞在期間
2026年1月- 2026年3月
滞在目的

本プログラムでは、1970年代に日本で起きた複数の爆弾事件を一つの入り口としながら、土地と個人、時間と場所の新しい関係性を立ち上げるリサーチと表現の実験を進める。政治や歴史の文脈で語られることの多い事件を、土壌学や地理学、科学技術的知見など、異なる体系と交差させて再構成することで、現代的な視点から土地と個人の関係を読み替えるための足がかりとする。滞在中は東京を中心に、事件の資料収集と整理、都市空間の観察と記録を重ねたい。

滞在中の活動

・事件に関連する資料がある施設等を訪問し、映像や写真、音声、文献、モノ等の記録を探す 
・事件に関わる現場を実際に訪れ、現在の状態の観察をし、映像・写真・音声・スケッチ等の記録を残す
・事件に関連する土地を地理や技術等の視点から調べ、図や数値を収集する
・上記の活動から得られた資料やメディア、経験の中から整理の軸を決定し、それらを作品(インスタレーションや映像、インストラクション等)として並べ直す

滞在中に行ったリサーチ及び制作活動

土地と情報、そこに生じる力への関心を入り口として、1970年代に東京や北海道で起こった爆破事件についてリサーチを行なった。当初は、実際に爆破が起こった現場を訪れて撮影などをしていたが、ある歴史館で事件に関与する資料を展示品として見つけたことを契機に、モノやデータとしての資料の移動や、それの保管・収蔵に関わる施設を含む現代の光景を映像として記録するようになった。また、文献調査と同時期滞在のキュレーターとの対話をもとに、資料を編集することでその様式を検討した。滞在中盤からは事件を知る活動家たちとも情報交換を行いながら、通信、メディア、アクティビズムなど複数の観点から事件を再整理し、制作として展開した。

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リサーチの様子(空と大地の歴史館)

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リサーチの様子(事件があった場所の訪問)

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カロクリサイクル訪問の様子

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リサーチの様子(山谷旧アーケード訪問)

滞在の成果

実際に起こった事件を一つの入り口としながらリサーチと制作を行うのは今回が初めての試みであり、自身のメディアとの向き合い方や、作品を介した他者との関わりのスタンスを改めて理解し、整理することができた。実際にものを見る・場所に行く・人に会うといった、東京滞在ならではのリサーチを行えた一方で、滞在前半は制作の軸を掴みきれず、レジデンシー特有の環境やつながりを十分に活用できなかった点は反省として残る。今後は、今回の滞在で得られた自身の実践に関する視点を踏まえ、土地と情報、メディアとアクティビズムといった複数の観点を往復しつつ、リサーチのプロセスとして制作を展開していく。

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オープンスタジオ(2026, ミクストメディア, サイズ可変)

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オープンスタジオ(2026, ミクストメディア, サイズ可変)

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