陳 亮融(チェン・リャンロン)

レジデンス・プログラム

リサーチ・レジデンス・プログラム

更新日:2026.8.27

陳 亮融(チェン・リャンロン)

参加プログラム リサーチ・レジデンス・プログラム
活動拠点ロンドン、台湾
滞在都市/滞在先東京
滞在期間2026年9月 - 2026年11月
滞在目的

現在取り組んでいる「Hardware Archive」におけるオブジェクト・ベースの研究と、デジタル・プラットフォームを介入の場として読み解く新たな取り組みという2つの研究テーマが、互いにどのように影響し合うかを検証したいと考えている。日本のハードウェア文化、産業インフラ、そして日常的なインターフェースは、理論ではなくフィールドワークを通じてその問いを裏付ける、濃密で具体的な文脈を提供してくれる。 製造地区や金物店への訪問、そして現地の実践者たちとの対話を通じて、物理的システムとデジタルシステムの双方において、主体性とアフォーダンスに対する同じ解釈が成り立つかどうかを検証したいと考えている。 これらの方向性を統合し、東京の物質的・インフラ的な質感が交わる点において、その特性をより鮮明に浮かび上がらせる。

滞在中の活動
  • 東京でのフィールドワーク(第1~3週):現地の金物店や製造地区(かっぱ橋道具街、秋葉原の電子部品街、神田の工具街、そして墨田・大田の製造集積地)を訪れ、金物の製造・陳列・使用方法を撮影・記録・観察する。
  • 地域調査旅行:東京以外の4か所への短期調査旅行を行い、各地域の産業ハードウェア文化を比較する。燕・三条および金沢(金属工芸)、東大阪(小規模製造業)、瀬戸内諸島(直島、豊島、犬島における芸術空間として再生された産業遺産)、そして名古屋・豊田(自動車および機械製造)。
  • 機関訪問:デザイン・研究機関(国立研究開発法人産業技術総合研究所AIST-Cube、東京都立産業技術研究センター、すみだ産業会館、21_21 DESIGN SIGHT)やアートスペース(森美術館、国立新美術館)を訪問し、本研究を産業とアートの両方の文脈に位置づける。
  • 記録とアーカイブ:インタビュー、写真による記録、そして地域のハードウェアに関する知識の目録作成を通じて、「Hardware Archive」を拡充する。その対象には、素材の分類、修理文化、工業用部品の利用などが含まれる。
  • 今後の展開:本研究および収集したアーカイブ資料を、2027年にミュージアム・オブ・ザ・ホーム(ロンドン)で開催される展覧会に反映させ、物質文化と産業インフラに関する台湾・日本・英国の異文化間比較をさらに深める。

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