カロリナ・グルジウノヴィッツ

カロリナ・グルジウノヴィッツ

Karolina GRZYWNOWICZ

更新日:2025.9.5

氏名
カロリナ・グルジウノヴィッツ
ジャンル
ヴィジュアル・アート
ウェブサイト
https://karolinagrzywnowicz.com/
参加プログラム
二都市間交流事業プログラム(招聘) (2025年9月 - 2025年11月)
オープン・スタジオ (2025年11月 - 2025年11月)
カロリナ・グルジウノヴィッツ
プロフィール

1984年ポーランド生まれ。ベルリンを拠点に活動。2008年ヤギェウォ大学(ポーランド)修了(比較文学)。 

グルジウノヴィッツは、現代美術、リサーチ、そしてアクティビズムの分野で活動するビジュアル・アーティスト。彼女の制作は、社会的・政治的な文脈の中で暴力によって特徴づけられることの多い植物、動物、そして身体といった存在に取り組んでいる。彼女は日常的な行為やさりげない身振りの中に存在する、抑圧に対抗する力である「弱い抵抗」の実践に焦点を当てている。

主な活動・展覧会
2025年「IN/SOMNIA The Politics of Rest and Restlessness」Halle für Kunst、リューネブルク、ドイツ
2024年「Potential Histories」ザヘンタ国立美術館、ワルシャワ
2024年「Green Belt」Watershed Art&Ecology、シカゴ
2024年「Moments. SEFO TRIENNIAL」Olomouc Museum of Art、オロモウツ、チェコ
2021年「Everyday Forms of Resistance」Ujazdowski Castle Centre for Contemporary Art、ワルシャワ

受賞歴・助成など
2024年「CEC Artslink International Fellowship」ニューヨーク・シカゴ
2024年「Art Residency at the French Institute of Pondicherry」インド
2022年「Special Prize: Warsaw Gallery Weekend」ワルシャワ

作品について

近年、グルジウノヴィッツは香りの持つ政治的可能性に着目している。視覚に捉えられないにもかかわらず、香りは本能的な感覚に訴えかけ、記憶を運び、トラウマを喚起し、支配に抗う力を有している。彼女は香りを、抵抗と癒しの手段として、また、コミュニケーションや物語の媒体として探求している。 彼女のインスタレーションは、リサーチと物語性を、身体的かつ感覚的な体験と融合させたものである。異なる視点を交差させ、独自の連帯を築く彼女の実践は、知識の循環と、権力の変容が生じ、抵抗と癒しの新たな可能性が立ち現れる「出会いの場」を創出することを志向している。

《Bedtime》2021
パレスチナ難民キャンプで収集された子守唄を用いたサウンド・インスタレーション。そこでは住民たちが体系的に睡眠を奪われており、休息そのものが抵抗の行為となっている。

《Combat Breathing》2021/2025
映像、オブジェ。自作のガスマスクのシリーズ作品。

《Green Belt》2025
映像と嗅覚によるインスタレーション

《Green Belt》2025
映像と嗅覚によるインスタレーション

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