ユハ・アルヴィド・ヘルミネン

プロフィール

1977年ヘルシンキ生まれ。ヘルシンキを拠点に活動。2010年Lahti Institute of Design卒業（写真）。
ヘルミネンは労働者階級の家庭に生まれ、キャラクターデザインと強烈な雰囲気を通じて物語を伝えている。権力の濫用という普遍的なテーマを扱った写真シリーズ「インビジブル・エンパイア」は5大陸で展示された。

主な展覧会
2023年「Masks and Peaks」Galleria Skarpans、オーランド諸島
2023年「Jorney Into the Invisible Empire」ヴァニラ画廊、東京
2018年「El Imperio Invisible」Museo de Arte Contemporáneo de Bogotá、ボゴタ
2017年「Backlight Photo Festival」 Tampere art museum、タンペレ、フィンランド
2013年「Invisible Empire」Photography Gallery Hippolyte、ヘルシンキ

作品について

社会における権力の濫用、人間の宿命とも思える繰り返される破壊的な循環、過去の過ちから学ぶことができないという悲しい無力さといったテーマを探求してきた。醜い思想や行為が、儀式や制服、安全の約束といった美しい形で覆い隠され、破壊的な思想を大衆に売り込むためにいかに利用されてきたのか。写真シリーズ「インビジブル・エンパイア」では、何世紀にもわたる人類の失敗を掘り下げた。
新たに制作予定の作品では、コミュニケーションの失敗、敬意や共感の欠如が、いかにして個人や社会のトラウマへと結びつくのかをテーマに、短編アニメーションの形式を用いて探求する。