三田村光土里

三田村光土里

MITAMURA Midori

プロフィール

1964年愛知生まれ。東京在住。2005年、文化庁海外派遣芸術家(フィンランド)。日常の記憶を題材に、写真、映像、言葉、日用品など様々な材料を組み合わせ、「人が足を踏み入れられる三次元のドラマ」と称するインスタレーションを展開する。近年の主な展覧会に、「そらいろユートピア」(十和田市現代美術館、青森、2014)、「虹の彼方―こことどこかをつなぐ、アーティストたちとの遊飛行―」(府中市美術館、東京、2012-2013)、個展「夜明けまえ」(GALLERY TERRA TOKYO、東京、2013)などがある。また、ライフワークとして滞在型アートプロジェクト「Art & Breakfast」を世界各地で開催している。

作品/パフォーマンスについて

私は作品において、誰の人生にも寄り添っている不器用で愛しい日常の細々とした感情や記憶を、人々と共有しようとしています。
 そのための題材は私自身のものであったり家族のものであったり知らない誰かのものであったりします。写真、映像、音楽、言葉、古着や古道具など、作品に応じて様々な材料を組み合わせてインスタレーション空間を構成し、私はこれを「人が足を踏み入れられるドラマ」と称しています。
空間に展示される物たちは絵本の挿絵のように存在し、見る人々はそれぞれに物語を想像することができます。その制作スタイルは、主に二つに分かれています。一つは、通常の美術館やギャラリースペースで行なう展示として、時間をかけて温めた題材を作品化し、空間を構成する一般的な方法。
もう一つは滞在制作などを通して、特定の場所で、その場所からインスパイアされた何かから作品を生み出す方法です。これはコミュニケーション・アート、即興的なインスタレーション、パフォーマンス、それらを写真やビデオにしたものなど、その場所に応じて様々なスタイルを自由に選択しています。

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Art&Breakfast ,Melbourne
2011 mixed media, Installation made of Photos, found materials, music

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