アネリス・ヴァン・パレイス

アネリス・ヴァン・パレイス

Annelies VAN PARYS

プロフィール

ベルギー、ブリュージュ生まれ。ゲントを拠点に活動。1999年ゲント王立音楽院作曲コース修了。
ヴァン・パレイスは現代音楽の作曲家。オーケストラ音楽とオペラを中心に制作。作品の美学的には、スペクタル・ムーブメント(スペクトル楽派)に位置づけられる。近年は、ベルリン国立歌劇場、EUユース管弦楽団、ヴェネツィア・ビエンナーレ音楽部門、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(アムステルダム)、ARDミュンヘン国際音楽コンクールとSWRヴォーカル・アンサンブルのためのエルンスト・フォン・ジーメンス財団の委嘱を受けている。


主な活動
2025年「Fantasie」La Seine Musicale、パリ
2024年「EUTOPIA」Bozar、ブリュッセル
2023年「Tsunami」Musikverein、ウィーン
2022年「Notwehr」ヴェネツィア・ビエンナーレ
2018年「USHER」ベルリン国立歌劇場

受賞歴
2019年 Klara (Classical Radio) Composer and Music, personality of the year 受賞
2018年 Nomination with USHER for International Opera Awards 
2015年 Fedora Rolf Liebermann Prize for the opera Private View

作品 / パフォーマンスについて

ヴァン・パレイスの作品は、美学的にスペクトル楽派に位置づけられ、音の核を探求し、その物性的特徴を用いて音楽を制作する。オペラにおけるアーティスティック・リサーチは、物語と声楽の記譜に焦点を当てている。さまざまな物語(能、妖怪など)に接し、それらがどのように機能するかを探求するとともに、今後のプロジェクト「Cluedo」のために、能声楽家と声楽の記譜でコラボレーションし、自身の音楽的言語を高め、記譜を刷新することを目指す。日本楽器の特有の音色や東京の街の音もインスピレーション源になる。オペラでは物語のほかに、社会的に重要なテーマを常に追求している。この家庭内暴力を題材にした室内オペラ・プロジェクトでは、日本の女性の社会的立場に特に注目している。

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「Notwehr」2022年、ヴェネツィア・ビエンナーレでの上演風景
Courtesy of La Biennale di Venezia、Photo: Andrea Avezzù

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「Notwehr」2024年、Schaubühne Lindenfels(ライプツィヒ)での上演風景

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「Notwehr」ACT IIの楽譜の一部

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「EUtopia」2024年、Concertgebouw Brugge(ベルギー・ブルージュ)で初演、Photo: Koen Broos

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