キュレーション・ゼミ開講!(全4回)

キュレーション・ゼミ開講!(全4回)

展覧会企画公募プレ企画

エクスターナルワーク

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開催情報

タイトルキュレーション・ゼミ開講!(全4回)
展覧会企画公募プレ企画
会 期2014年1月11日(土) - 2014年2月22日(土)
時 間 15:00 - 17:00
入場料無料
主 催公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
会 場トーキョーアーツアンドスペースレジデンシー
アーティストトーキョーワンダーサイト本郷
これまでトーキョーワンダーサイトでは、展覧会の企画を志し活動している若手への支援・育成を目的とし、展覧会企画を公募するプログラムを行ってきました。今回、第8回展覧会企画公募に合わせ、キュレーションについて考えるゼミを全4回にわたり開講します(各回のみの参加も可能)。


いま求められている展覧会企画とは?
多様で流動的な現代社会において、価値基準や情報への関わり方は日々変化し、近年では改めて「キュレーション」という行為やそれにまつわる思考が見直されています。キュレーション・ゼミでは、現代のアートの文脈やそれを取り巻く社会や政治経済を踏まえ、多角的な視点を養うとともに、この時代に求められるキュレーションについてゲストとともに考えていきます。展覧会企画公募への応募を考えている方はぜひご参加ください。
第8回展覧会企画公募の詳細はこちら

第1回 1月11日(土) 15:00-17:00 

「アーティストとキュレーターの役割」 毛利嘉孝、田中功起

この10年の間に「アート」と呼ばれる実践が根本的に変容しつつある。アーティストは、伝統的な意味で作品を作るだけではなく、コミュニケーションやネットワーク、情報といった非物質的な領域に積極的に関わるようになった。それとともにアーティスト自身が、一種のプロデューサーやディレクター、そしてキュレーター的な役割を担いつつある。この時代、キュレーターの役割もまた問われている。キュレーターとは何をする人なのか。キュレーターには何が求められているのか――受講生を交えて徹底的に討議したい。


毛利嘉孝(もうり・よしたか)
社会学者、東京藝術大学准教授。専門は文化研究、メディア研究、芸術社会学。NPO法人アート・インスティテュート(AIK)北九州理事。北九州国際ビエンナーレ・ディレクター(2007年から現在)。主著に『ストリートの思想』(2009年)、『増補ポピュラー音楽と資本主義』(2012年)など。
Twitter:@mouri


田中功起(たなか・こおき)
アーティスト。
ウェブサイト:http://kktnk.com/alter/ Twitter:@kktnk

第2回 2月1日(土) 15:00-17:00

「社会はアートを望んでいるのか――震災と社会」 甲斐賢治、森 隆一郎(TWS事業課長)
震災以降、支援や対話といった様々な形で社会と人との繋がりが見直されるようになった。その中で、「社会」と「アート」の関係性も変化してきている。また、情報が氾濫する中、単に集約するだけでなく、それを的確に判断し、有機的な編集や判断ができる能力が求められているのではないだろうか。今、私たちを取り巻く社会で何が起こっているのか、私たちはどこへ向かっているのか。「アート」が社会にできることの視点からではなく、そのアートを取り巻く「社会」の側に視点を置き、今求められるキュレーションのあり方を考えてみたい。


甲斐賢治(かい・けんじ)
せんだいメディアテーク企画・活動支援室室長。大阪生まれ。remo / 記録と表現とメディアのための組織、recip / 地域文化に関する情報とプロジェクト、アートNPOリンク、芸術生活研究所hanareなど複数のNPO法人に参加、社会活動としてのアート、メディア実践に取り組む。2010 年春より現職。平成23年度芸術選奨・芸術振興部門文部科学大臣新人賞を受賞。

第3回 2月8日(土) 15:00-17:00

「キュレーションの実践」 柳 幸典、片岡真実

情報化や大量消費が広がる現代社会において、アートもまた画一化の動きに呑み込まれようとしている。現在のアート界の仕組みの中に、アーティストが本当に求める「表現の場」はあるのか。常に新しい挑戦を試みるアーティストとキュレーターの実践を通して、これからのキュレーションの可能性を探る。


柳 幸典(やなぎ・ゆきのり)
現代美術家、広島市立大学准教授。第45回ベニスビエンナーレ・アペルト部門受賞。1995年に近代化産業遺産をアートとして再生するプロジェクトを着想し、2008年「犬島精錬所美術館」をプロデュースする。「ART BASE 百島」など、瀬戸内の離島を舞台に新たな表現を探求すると同時に、遊休施設を活用した「広島アートプロジェクト」などもディレクションする。
ウェブサイト:http://www.yanagistudio.net/ ウェブサイト:http://artbasemomoshima.jp/


片岡真実(かたおか・まみ)
森美術館チーフ・キュレーター。その他、東京オペラシティアートギャラリー、ヘイワード・ギャラリー(ロンドン)、第9回光州ビエンナーレ(2012年)、サンフランシスコ・アジア美術館(2012年)などで現代美術展の企画多数。アジアの現代美術を中心に執筆や講演等も行う。CIMAM国際美術館会議理事。 Photo: Jennifer Yin

第4回 2月22日(土) 15:00-17:00

展覧会企画講評 毛利嘉孝、甲斐賢治、柳 幸典

ゲストが受講者の展覧会企画を講評します。 ※講評希望者は2月10日(月)17:00までにE-mailにて下記アドレスに企画書(A4 / 1枚)をお送りください。 受講定員:30名 受講受付中! (聴講のみの参加も受け付けています)

申込方法
氏名、電話番号、職業、参加日を明記のうえ、件名を「キュレーション・ゼミ申込」として、前日までにE-mail にてお申し込みください。

お問い合わせ

トーキョーワンダーサイト本郷
〒113-0033 東京都文京区本郷2-4-16
Tel : 03-5689-5331
E-mail:koubo2014[a]tokyo-ws.org  *[a]を@に換えてください

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