TWS-Emerging 204/205/206/207

TOKAS-Emerging

TWS-Emerging 204/205/206/207

204 改田憲康 [The Next] / 205 江川純太 [あなたは見ている。僕は何処か遠くのことを考えていた。] / 206 松井沙都子 [Blind Place] / 207 市川紗也子 [かろうじて生きている]

エキジビジョン

開催情報

タイトルTWS-Emerging 204/205/206/207
204 改田憲康 [The Next] / 205 江川純太 [あなたは見ている。僕は何処か遠くのことを考えていた。] / 206 松井沙都子 [Blind Place] / 207 市川紗也子 [かろうじて生きている]
会 期2013年8月3日(土) - 2013年8月25日(日)
時 間 11:00 - 19:00
入場料無料
主 催公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
会 場トーキョーワンダーサイト本郷
アーティスト改田憲康、江川純太、松井沙都子、市川紗也子

2001年の開館以来トーキョーワンダーサイト(TWS)は、様々な分野の若手支援、育成のプログラムを行ってきました。そのひとつであるTWS-Emergingは、若手アーティストの登竜門としてはじまった公募展「トーキョーワンダーウォール(TWW)」と連携したプログラムです。毎年TWWでは約1000名の応募者の中から100名の入選者が選ばれ東京都現代美術館で展示を行います。さらにその中から14名の入賞者が東京都庁内の空中歩廊などのパブリックなスペースに展示する機会を得ます。 TWS-Emergingは、この100名の入選者の中からTWSでの展示希望者を募り、審査を経て選出された作家をTWS本郷にて展示するものです。本年度は20名が選ばれ、4名ずつ順に紹介していきます。選ばれた作家たちには個展の開催にとどまらず、TWSでの様々なイベントやワークショップへの参加、さらにはTWS渋谷での展示(TEAM)やTWS青山のクリエーター・イン・レジデンスを拠点にした海外レジデンスとの交換プログラムへの派遣なども視野に入れ、各作家の活動をさらに広げることを目的とした支援を行っています。

プロフィール

204 改田憲康

≪Moon Beams≫ 2012 パネル、アクリル

[The Next]

人はそれぞれ、何か役割を持って生まれてくる。それは最後まで解らないないかもしれない。 日々過ごす中で小さなことでも、コツコツ積み重ねる。 色んなことを経験し、色んな人と会話をし、積み上げられていく。 いつでも、ありのままの姿で自分らしく進み続けその、すべてをキャンバスに封じ込めたい。
205 江川純太

≪その瞬間、お前は何を捨てて何を拾うのだろうか?≫ 2012 キャンバス、油彩

[あなたは見ている。僕は何処か遠くのことを考えていた]

大事なのは、時間と距離である。行為は衝動的であろうと理性的であろうと、瞬間の判断に委ねられる。今、信じていたものが次の瞬間には信じられなくなることは度々起こり、破壊してはまた絵の具の物質感を確かめる。瞬間の積み重ね、圧縮された時間、行為や判断の重なりが、一つの画面、表面となり、あなたの瞬間と対峙する。絵画は表面を見せ、時間を隠し、見えるもの見えないものは入り乱れ、あなたとの距離を生む。瞬間の会話に言葉は追いつけない。
206 松井沙都子

≪untitled≫ 2012 パネル、プリント布、アクリル

[Blind Place]

私は「イメージは幽霊的である」と考えている。 幽霊はこの世のものではない何かのイメージである。あるはずの無い何かが、そこに当たり前のように見えてしまうことは、絵を見るのに似ているところがある。しかし、幽霊が不気味なのは、本当はそこにいるはずのない人が地続きの空間にいるからで、十分に安全な距離をおいて眺めることができるものではない。 当たり前に見えているものが、実は全く別世界の奥行きを持ったものであったとしたら。このようなことを思いながら、虚実が不確かな、幽霊のような作品を作りたい。
207 市川紗也子

≪兎に角≫ 2013 木枠、プリント生地、刺繍糸

[かろうじて生きている]

生きることは狂おしいまでに『滑稽』だ。 いつも痛々しい程べったりと記憶の全てがそこにある。 忘れ去りたいと心が知覚を有していても存在の根っこが地面に残りいつも私を脅してる。 それに向き合うことも逃げ出すこともできず、ただ粉々に崩して破ってツギハギだらけに縫い付けた。 魔女が秘薬を作るみたいに。 魔除けぐらいにはなるかもしれない。

関連イベント

オープニング・イベント

8月3日(土)
15:30~17:00 アーティストトーク (ゲスト:宮村周子氏)
17:00~19:00 交流会

【宮村周子氏 略歴】
『美術手帖』副編集長を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。名古屋市立大学非常勤講師。アート関連書籍や展覧会カタログの編集および執筆を担当するほか、アート誌やカルチャー誌に寄稿。2008年、クリエイティヴ・ユニット「来来/LaiRai」を結成し、さらに幅広くアートの編集・企画を展開中。

参加クリエーター

江川純太
市川紗也子
改田憲康
松井沙都子

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