更新日:2026.10.27
| 参加プログラム | 芸術文化・国際機関推薦プログラム |
|---|---|
| 活動拠点 | ベルギー |
| 滞在都市 | 東京 |
| 滞在期間 | 2019年9月 - 2019年11月 |
TOKASでは、主に『ミネブリーヴェン(ラブレターズ)』というプロジェクトの制作を継続したいと考えている。これは、銀座にある小さなハトのねぐらに焦点を当てた実験的な短編映画で、動物たちの映像を通じて、カメラの媒介性、孤独、疎外、そして愛といったテーマを探究する。本作のアプローチは、ジョン・バージャーのエッセイ「なぜ動物を見るのか?」に大きく影響を受けている。鳥たちを見つめることで、私は「見る」という行為そのもの、そして二つの生き物の間に存在する根本的な空間について考察したいと考えている。 最初の1ヶ月は、撮影に充て、作品に登場する場所や被写体を訪れ、繰り返し足を運ぶ予定。素材を編集・整理した後、地元のアーティストやTOKASのレジデント/運営スタッフ、キュレーターらと、撮影した映像について発表・議論を行う。
レジデンスでは、主なに映画『ミネブリーヴェン(ラブレターズ)』の制作に取り組む
・9月(第1~3週) - リサーチおよび撮影
・9月(第4週)~10月(第1週) - 録音(録音技師と共同)および追加撮影
・10月(第2~3週) - テスト編集/音声収録、作業の見直し(アウトライン作成)、スタジオ訪問
・10月(第4週)~11月(第1~2週) - 追加の音声・映像収録、オープンス・タジオ
・11月(第3~4週) - 映像と音声の編集
滞在中は、人と動物の関係に焦点を当てた実験的な短編映画『ミネブリーヴェン(ラブレターズ)』の制作に取り組んだ。この映画の視点は、ジョン・バージャーのエッセイ「なぜ動物を見るのか?」を参照し、動物を見つめることを通じて、私は何かや誰かを見つめたいという欲求を、自身の過去や現在と結びつけている。写真家としての実践を活かし、滞在中に出会った様々な生き物の映像・音声によるポートレートを制作。ハト、カラス、鹿との慎重な出会いを通じて、カメラの媒介性、孤独、疎外感、愛といったテーマを探究する映像を生み出している。
レジデンス期間中は、映画プロジェクト『ミネブリーヴェン(ラブレターズ)』の制作に専念し、主な成果は、ベルギーで完成した映画そのものとなるであろう。この映画は、WIELS(ブリュッセル)での試写会で上映される予定で、VGC(Flemish Community Commission)を通じてポストプロダクションのための助成も獲得している。

《ミネブリーヴェン(ラブレターズ)》2019

《ミネブリーヴェン(ラブレターズ)》2019

《ミネブリーヴェン(ラブレターズ)》2019

《ミネブリーヴェン(ラブレターズ)》2019