更新日:2026.10.27
| 参加プログラム | 二国間交流事業プログラム(招聘) |
|---|---|
| 活動拠点 | ドイツ |
| 参加都市 | 東京 |
| 滞在期間 | 2019年9月-2019年10月 |
私の作品は、物体や空間が与えられた状態の変容を主題としている。そのための中心的な手法の一つが「切り取り」と「折り」であり、これは日本ではよく知られた技法ですが、さらに深く追求する価値があると考えている。
私は、歩き回り、周囲に目を向け、読書(例えば、イアン・ブルマの『近代日本の誕生』、ロラン・バルトの『表徴の帝国/記号の国』、村上春樹の『アンダーグラウンド』など)をし、そして単にできるだけ多くの時間を屋外で過ごすよう心がけることで、自分の周囲と向き合っていた。東京での1ヶ月間、1日少なくとも10kmは歩き回り、多少注目に値するものや(観光名所ではない)風景を何百枚も撮影しただけでなく、フリーマーケットでもかなりの時間を過ごした。すでに存在するものの変容に芸術的な焦点を当てている私にとって、そこで見つけた「物の世界」は、非常に刺激的なものだった。そこで見つけた品々のいくつかは、オープン・スタジオで展示されている《Possible Flute》という、野球のバットで作られたフルート作品へと結実した。
多くのものを見て、多くのことを経験したが、それでもまだ見逃してしまったことがたくさんあると感じている。ある場所にたった4週間しか滞在しないのは珍しいことではないので、ぜひまた日本に戻ってきたいと思っている。

《A Flutist》ファウンド・オブジェクト、2019

《A Possible Flute》金属バット、2019

《A Possible Flute》金属バット、2019

《A Possible Flute》(拡大)金属バット、2019

