マリー=ルー・ダヴィド

レジデンス・プログラム

キュレーター招聘プログラム

更新日:2023.8.31

マリー=ルー・ダヴィド

参加プログラムキュレーター招聘プログラム
活動拠点ホーチミン
滞在都市/滞在先東京
滞在期間2023年9月 - 2023年11月
滞在目的

数年前、関口涼子の『なごり』という本に出会った。彼女の作品では自然と自然が生み出すものへの観察に終始し、波の形跡と過ぎ去ったばかりの季節のノスタルジー両方を示す表現に自身は強く引き付けられた。この出会いを通して我々の言語の本質となる細やかな知覚を少しだけ感じ取るができ、翻訳不可能な言葉とそれらがいかに今度はアート作品に翻訳されるかをテーマとするプロジェクトを展開するきっかけになった。時として私たちは、言葉がいかに個々の文化や世界の感じ方、経験の仕方を深く形成してきたか、言語のニュアンスがいかにそれぞれの文化を定義不可能でユニークなものにしてきたかを忘れる。私たちは常に感覚や感情を摂取しながら、それらを概念として整理し、言語によってアクセスできるようになった言葉に従って、あるものを他のものよりも優先させるのだ。継続的な探求であり様々な言語に翻訳可能なこのプロジェクトは、アーティストの作品を言語的な視点や感受性と結びつけ、辞書での記述の向こう側に行く没入体験をもたらしながら、新たなアート作品を発展させ、私たちの文化について多くを包含する翻訳不可能な言葉に結びついた既存の作品を発表することを目的としている。

滞在中の活動
  • アーティストとの記録撮影付きインタビューシリーズを立ち上げ、それらを短いテキスト集にまとめる。これらはプロジェクトのためのWEBアーカイブの基礎資料となる予定。
  • プロジェクトのキュレトリアルな提案と導入テキストを完成させるため、日本の言語学者または言語史の専門家とのインタビューを実施する。
  • プロジェクトに関して将来のコラボレーターの選定と彼らとのディスカッションの開始:既に行われている活動の選定、または今後の展覧会に向けた可能な依頼概要作成など。
  • ニューメディア、特に実験的な動画やビデオアートに注目している団体とのネットワークを構築し、ベトナムでのニューメディアを用いた実践をサポートする方法を学ぶ。
  • 地域間交流と多分野を横断する活動に関心を持つ自主運営のアート団体または地域密着型アート団体とのネットワーク構築。

クリエーター情報

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