更新日:2026.1.16
| 参加プログラム | リサーチ・レジデンス・プログラム |
|---|---|
| 活動拠点 | ローザンヌ(スイス) |
| 滞在都市/滞在先 | 東京 |
| 滞在期間 | 2026年1月 - 2026年3月 |
TOKASでの滞在期間中、私たちが世界でどう居住しているかを探求し、物質的であれ社会的であれ、私たちが築く脆い構造物について考察する作品に着手する。このプロジェクトは建築研究を拡張した概念で継続し、創造と破壊の循環を通じて身体と物質の関係性に焦点を当てる。プロセスは、変化する基盤かつ可変的な構造体としてのレンガ群の操作を中心に展開される。動き、音、光が相互依存的な環境として機能する研究枠組みの構築を目指す。
レジデンス期間中、私たちは建築、身体、そして不安定な状態の関係性を探る新たなプロジェクトの初期リサーチを行った。 日本における防災文化に着目し、巨大地下放水路をはじめとする大規模な治水インフラや、地震リスクに関する研究機関など、災害対策に関わるさまざまな施設を訪問・調査した。現地での視察や専門家との対話を通して、「災害を予期すること」をめぐる問いを深め、その後、こうしたリサーチから得られた視点を、バランス、支持、崩壊をテーマとする一連の彫刻的・パフォーマティブな実践へと展開した。 レジデンスの成果は、オープン・スタジオで発表したインスタレーションとパフォーマンスとして結実し、不確実性によって形づくられた環境を私たちがいかに生き、住まうのかを考察するものとなった。
レジデンスをとおして、今後ヨーロッパで展開していく新作プロジェクトのための、コンセプトおよび素材の両面における確かな基盤を築くことができた。 リサーチの過程では、施設見学や文献調査、ディスカッションを重ねることで、作品のドラマトゥルギーを支えるリサーチの枠組みを構築した。この枠組みは、今後の制作プロセスにおいても重要な指針となるものとなった。また、コンクリートブロックと身体を用いた一連の空間的・パフォーマティブな実験を開始し、バランス、信頼、そしてさまざまな力のせめぎ合いや交渉をテーマとする、今後の振付および彫刻的展開へとつながる方向性を見出した。 オープン・スタジオは、こうしたリサーチの成果をインスタレーションとパフォーマンスを組み合わせた公開形式へとどのように翻訳できるかを試みる、重要な実践の機会となった。

《And somehow it holds》2026
コンクリートブロック、卵、映像、サイズ可変

《And somehow it holds》2026
コンクリートブロック、卵、映像、サイズ可変

《And somehow it holds》2026
コンクリートブロック、卵、映像、サイズ可変

《And somehow it holds》2026
コンクリートブロック、卵、映像、サイズ可変

《And somehow it holds》2026
コンクリートブロック、卵、映像、サイズ可変

《And somehow it holds》2026
コンクリートブロック、卵、映像、サイズ可変