Anais-karenin
更新日:2025.4.17
1993年ブラジル生まれ。伊東市(静岡県)を拠点に活動。2024年サンパウロ大学現代美術科博士課程修了。
植民地時代以前から伝わる知識体系を研究し、植物との親密な関わりを通して植物と人間との関係性を問い直している。神話や植民地主義の歴史、言語、抽出主義、科学などさまざまな分野を横断してリサーチやフィールドワークを行い、香りやサウンドといった五感に訴える包括的な表現方法で、植物-石-物を新たな姿で捉える作品を制作している。
主な展覧会
2024年「野良になる」十和田市現代美術館、青森
2024年「Outras Paisagens」ニテロイ現代美術館 、ブラジル
2024年 群馬AIRアートプロジェクト2023成果発表展「アーティストのまなざし」、群馬県立近代美術館
2024年「The Senses of Plants」Villa Merkel、エスリンゲン、ドイツ
2023年「Things named “things”」The 5th Floor、東京
受賞歴
2024年 ATAMI ART GRANT、静岡
2023年 Resonance Program(大阪関西万博特別助成事業・ブラジル大使館後援)
2021年 QOL MATSUDO PARADISE AIR AWARD 2021、千葉
アナイス・カレニンのプロジェクトは、存在論的、認識論的な観点から、植物と音の伝達を原動力とするAI技術を考察するものである。デジタル植民地主義や環境問題への影響におけるAIの責任を分析することで、その植民地主義的由来を認識しながら、テクノロジーと先祖代々の知識の交差点を調査する。その結果、搾取主義的な力のパラドックスを研究しながら、宇宙論的なつながりを再構築するテクノロジーの可能性を問う没入型インスタレーションのプロジェクトを制作する。
《植物であったことはない》2024年 植物からの抽出物、香り、アクリル、写真、
撮影:冨田了平、Courtesy of Towada Art Center
《植物であったことはない》2024年、植物、写真、アクリル、振動スピーカー、
撮影:小山田邦哉、Courtesy of Towada Art Center
《Ancestralidade Planta》2023年、植物パウダーとエキス、スピーカー、スチール、アクリル、石材、
撮影:竹久直樹
《名無き遷移》2023年、Projection 23m*43m 植物からの抽出物、アクリル、撮影:竹久直樹
《名無き遷移》2023年、植物からの抽出物、アクリル、撮影:竹久直樹
《リコマぺ》2022年、テーププレーヤー、磁気テープ、アクリル 、撮影: 竹久直樹