KIM Kidows
更新日:2026.8.31

1992年韓国生まれ。パリを拠点に活動する韓国出身のハイブリッド・パフォーミングアーティスト。
フランスのアンジェ国立現代舞踊センター(CNDC)卒業(コンテンポラリーダンス)。2020年モンペリエ国立振付センター(ICI-CCN)にてChristian Rizzo氏の指導のもとMaster Exerce programを修了した。代表的なプロジェクトとして、親密なコスモロジー(宇宙観)をテーマとする《Dictionary of Fantastical Creatures》があり、また、漫画への深い魅了から着想を得た映像パフォーマンス・シリーズ《We Love Manga》を制作している。
主な活動歴
2026年「High Gear」Zodiak, Side Step Festival(ヘルシンキ、フィンランド)
2025年「High Gear」Xing × Galleria P420(ボローニャ、イタリア)
2025年「High Gear」Actoral × BNM(マルセイユ、フランス)
2025年「High Gear」Festival Les Inaccoutumés / La Ménagerie de Verre(パリ、フランス)
2025年「Funkenstein」LaM × LAAC(ダンケルク、フランス)
キムの作品は、「Monstarchaeology(モンスター考古学)」と呼ぶ方法論によって形づくられている。それは、具象と抽象のあいだに位置する曖昧な有機的形態を発掘する実践であり、集合的記憶、個人的な経験、そしてジェンダー、社会、政治の歴史から立ち現れるものを探究するものである。このアプローチを通して、キムは人間の身体性、声、日常的な物体の変容や歪みから現れる「怪物性」の形態を考察している。集合的無意識に埋め込まれた規範的な構造を揺さぶることで、パフォーマンス実践を通じて、日常のなかに隠されている潜在的な異質性や違和感を明らかにしようとしている。
また、パフォーマンスの構造内部における異なるメディウム間の関係性を、社会構造やその階層システムを映し出すものとして捉えている。それぞれの層、緊張関係、相互作用を検証することで、素材が固定された分類や枠組みから逃れ、不安定で流動的な構成を生み出す可能性を探究している。個々のメディウムを独立した安定的な領域として扱うのではなく、それらが互いに侵食し、吸収し、変容し合う状態を許容することで、絶えず変化する複合的な構成体(コンステレーション)を生み出している。

《High Gear》
2025年
パフォーマンス、金属彫刻、衣装、写真
クレジット:Hubert Crabières

《High Gear》
2025年
金属、布、パペット
クレジット:Hubert Crabières

《High Gear》
2025年
パフォーマンス、金属彫刻、衣装、照明
クレジット:Hubert Crabières

《Cutting Mushrooms》
2023年
布、缶、胡椒
クレジット:Hubert Crabières

《Cutting Mushrooms》
2025年
パフォーマンス、布彫刻、衣装、写真
クレジット:Hubert Crabières