ディエゴ・ペレス

レジデンス・プログラム

海外クリエーター招聘プログラム

更新日:2026.3.31

ディエゴ・ペレス

参加プログラム海外クリエーター招聘プログラム(個別プロジェクト)
活動拠点メキシコシティ
滞在都市/滞在先東京
滞在期間2025年9月 - 2025年11月
滞在目的

日本の豊かな美術と工芸の伝統は、私が深く敬愛してやまないものである。幼い頃から、日本を強い魅力と親近感を持つ特別な場所として仰ぎ見てきた。
できる限り多くを観察し、学び、地域の伝統を今も支える場所を訪れ、地元および地域の職人の工房について理解を深め、一部の工房とは協働の機会を持とうとするだろう。 自らの作品を東京の芸術コミュニティと共有できることは大きな名誉であるが、最も重要なのは対話であると思う。今、世界はひとつの岐路に立っており、対話とアイデアの交換を促進することがきわめて重要であると感じている。

滞在中の活動

・陶芸や石彫に特化した、地域や地方の工房を訪問する。可能であれば、そうした工房のいくつかと交流や協働の機会を促進する。
・歩くことは彫刻の一形態でもある。カメラを持って歩き、街を散策する。東京での時間を、視覚的かつ感情的な日記として記録していく。
・芸術的価値を持つ歴史的建造物や庭園などの場所を訪れる。
・香川県高松市にある、日系アメリカ人アーティスト、イサム・ノグチの美術館を訪れる。
・トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)のスタジオで制作する際には、一方で、後にスケッチや絵画制作に用いるための支持体(クレタ)の準備を行い、もう一方で、小型の陶彫作品を制作し、近隣の陶芸工房で焼成できればと考えている。

滞在中に行ったリサーチ及び制作活動

・歩き、食べ、美術館を訪れ、カメラを持って歩き、注意を引かれたものすべてを撮影・記録した。
・墨田の住宅街を歩き、地域の住宅の変化に関するフォトエッセイを制作した。この地域の古い家屋は取り壊され、地域性のないマンションに建て換えられていた。
・アーティストや職人の工房を訪れた。
・新しい油彩画のシリーズを制作した。
・陶芸工房で作業し、新しいセラミック彫刻を5点制作した。
・地元の職人と共に銅の彫刻作品を1点制作した。
・京都を訪れ、制作活動に関連する多くの場所を見学した。具体的には桂離宮、河井寛次郎記念館、北村美術館、樂美術館、重森三玲庭園美術館、勝持寺、東福寺、銀閣寺、三十三間堂、金閣寺など多くの寺院、神社、美術館など。
・東京でも多くの美術館を訪れ、いくつかの美術館は複数回訪れた。特に気に入ったのは、日本民藝館、根津美術館、東京国立博物館である。その他に訪れた美術館は、国立近代美術館、東京都現代美術館、大倉集古館、泉屋博古館、サントリー美術館、国立新美術館などである。
・同期のレジデントとともに日光を訪れ、主要な寺院地域を見学するとともに自然公園をハイキングした。

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2025, ceramic, 6 x 18 x 13 cm

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8 Ceramic 5 ( The void in the corner) 2025, ceramic, 11.5 x 21 x 17 cm

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2025, ceramic, 6 x 18 x 13 cm

滞在の成果

日本に来て、日常生活や文化に直接触れることができたことは大きな成果である。
また、日本美学の極致を体現する場所を自分の目で見られたことも、重要な目標のひとつだった。
新しい作品シリーズとして「銅の噴水」を制作し始めたが、これは今後も素材の特性を深く追求しながら発展させていくつもりだ。彫刻制作において、新しい素材や表現方法を見つけることは非常に重要である。
さらに、セラミック彫刻の新しいシリーズも制作を開始した。このシリーズは、自分の制作の新しい方向性の出発点になると思っている。

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2025, ceramic, 44 x 21 x 21 cm

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2025, copper, variable dimensions

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Installation view

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