ギョンウォン・ムン

ギョンウォン・ムン

Kyungwon MOON

プロフィール
1969年ソウル生まれ。韓国ソウルの梨花女子大学にて絵画を学ぶ。1998年に米国カリフォルニア州California Institute of the Artsにて芸術学修士号を取得した後、様々な技法を通じて作品のコンテクスト上の要素について論じている。最近の主要な展覧会では、ドイツのBOCUM Museum (2010年)とトルコのSantral Istanbul Museum (2009年)に行われた「Different Similarity」展、韓国のNam June Paik Art Centerでの「Now Jump」展(2008年)、イギリスのKing's Lynn Arts Centreでの「Modest Monuments」展(2008年)などのグループ展に参加している。現在はソウルに在住し、制作を行っている。
作品/パフォーマンスについて
ソウルの歴史的遺跡である崇礼門(南大門)は年月を重ねた歴程を象徴すると共に、現在の平凡な都市生活と崇礼門(南大門)を取り巻く時代の断片や残余の静かな目撃者として存在している。このインスタレーション作品は、史跡を多少抽象的な形状で表現しているが、その歴史的、社会的意義を意図的に増幅するものである。2008年の不審火によって建物は歴史から消失してしまったが、ムンの作品は、作家や観る者に共通する、崇礼門(南大門)に対する哀悼の意を示す機会を提供している。

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<Passage: Sungnyemun Ⅲ> 2009, Media Installation, Custom Software

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<Superposition> (2009), HD Film, 13 min 51 sec

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<Greenhouse I _ 1909>, 2010. Media Installation.
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